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マダニが媒介“SFTS”感染のネコを治療した三重の獣医師が死亡 日本獣医師会が全国に注意呼びかけ

06.13(金)17:36
マダニを通じて感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したネコの治療にあたった三重県の獣医師が死亡したことがわかりました。獣医師もSFTSに感染していたということです。

SFTSはマダニを介して感染する感染症で、高熱や嘔吐などの症状がみられ、人が感染した場合の致死率は約1割~3割とされています。
三重県獣医師会によりますと、三重県内の開業医の男性獣医師は4月から5月にかけて、SFTSに感染していたネコの治療にあたりました。
獣医師はその後、倦怠感や食欲不振の症状がみられたのち、息苦しさを訴えて病院に入院しましたが、数日後に死亡しました。
獣医師もSFTSに感染していたということですが、マダニに咬まれた跡はなかったということです。
ネコの飼い主や動物病院の関係者に、同様の症状はみられていないということです。
日本獣医師会は、三重県獣医師会の報告を受けて、12日に各都道府県の獣医師会に注意喚起をしました。