
名古屋・中区のホテル強盗殺人事件 全容解明につながるか 19歳の女を事情聴取

名古屋市のホテルで男性の遺体が見つかった事件で新たな動きが。全容解明につながるのでしょうか。

名古屋の繁華街で起きた、強盗殺人事件。事態は10日、急展開を迎えます。
事件発覚後、行方がわからなくなっていた19歳の女。当時、部屋で何があったのか知っているとみられます。
事件が明らかになったのは、7日の午後のことです。中区栄のホテルの一室で、春日井市に住む会社員の男性(32)がベッドの上で死亡しているのが見つかりました。
司法解剖の結果、男性の死因は窒息死。警察は男性が何者かに首を絞められ殺害されたとみて、捜査本部を設置しました。
これまでの調べで、男性は6日の夜遅くまで会社の同僚らと名古屋市内の飲食店で会食。
7日の未明になって、現場のホテルに向かったとみられていますが、捜査関係者によると、ホテルの防犯カメラには男性が女と2人でホテルに入る様子が映っていたといいます。
逮捕されたのは“男”
しかし、事件発覚の翌日、逮捕されたのは“男”でした。
警察は、無職の男(20)を強盗殺人の疑いで逮捕。部屋からは男性の財布や鞄がなくなっていて、警察が男を確保した際、所持品の一部を持っていたということです。
警察は、他にも事件に関与した人物がいることを理由に、逮捕された男の名前や、容疑を認めているかどうかについて、明らかにしていません。
防犯カメラなどの捜査では、部屋から男が出て行ったとき、警察が事情を聴いているという女も一緒に映っていたといいます。
警察の捜査では、男性と女は面識はなく、事件直前に初めて出会ったとみられています。
ホテルの”密室”の中で、殺害された男性と、逮捕された男とともにいたとみられる19歳の女。事件にどのように関わっていたのでしょうか。
警察は、男の取り調べや女への聴き取りを行い、事件の全容解明を進めています。