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自衛隊練習機の墜落事故 捜索体制を4倍の約600人に拡大も搭乗していた隊員2人の安否は分からず

05.16(金)18:57
航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落した事故から3日目。5月16日も搭乗していた隊員2人の捜索が続けられています。

捜索活動が続いている犬山市の入鹿池です。練習機が墜落したとみられる場所から南に500メートルほど離れた場所にいます。現場では夜通し捜索が行われ、現在もヘリやボートなどを使い、池の周りや水面、そして水中で、懸命な捜索活動が続けられています。ただ行方不明となっている隊員2人の安否は今も分かっていません。
捜索体制は15日まで約150人でしたが、16日は約600人に増員し、捜索範囲も池の全域に拡大されています。現場周辺は明日17日の天候が雨と予想されていることから、水中の視界が悪くなる恐れがあること、破損した部品などが広範囲に拡大するおそれがあることなどが増員の理由です。大幅な増員で、集中的に捜索を行っているということです。

防衛省によりますと、16日の捜索活動ではこれまでに座席の一部や、機体のエンジンとみられるもの、タイヤなどが新たに見つかったということです。関係者によりますと、水中の視界は50センチほどでかなり見えづらいということで、捜索は難航しているものと見られます。