寒い時期こそバッテリー点検 年数・液量・見た目 寒さで完全に悪化する前に
5日、岐阜県・白川村で2mの積雪を観測し、県内のいたるところで大雪の影響が出ています。岐阜市のロードサービスJAFの基地でも雪道での救援要請が相次いでいます。
岐阜市では明け方から雪が降り始め、5日午前9時の時点で2cmの積雪を観測しました。
駅前には、雪に備えて動く通勤・通学の人たちの姿が。
積雪や凍結によるスリップ事故も起きています。岐阜県警によりますと、5日午前0時から正午までに100件が発生。3人が負傷し、いずれも軽傷だということです。
スリップ事故の影響で一時、東海北陸自動車道の飛騨清見インターと白川郷インターの間の上下線で通行止めとなりました。
雪の日のJAF職員に密着
岐阜市にある、ロードサービスJAFの基地ではーー
「雪で側溝が埋まっていて、タイヤの左側前後がはまったみたいなので、引き出しに行く」(JAF岐阜北基地 土岐健介 主任)
始業早々救援要請が。支部から約20km、揖斐川町へ向かいます。現場に到着すると…。
「雪が満載だったので、側溝があることがわからなくて、そのうちガガガッて音がして脱輪したなってわかった」(依頼者)
仕事に向かう途中、雪で側溝が見えず、タイヤがはまり動けなくなってしまったといいます。
「結構難しめですね。雪があるので」(土岐主任)
雪と木材で道を作り、車にワイヤを付けて引きあげようとしますがーー
「とりあえず前輪が上がりましたのであとは後ろだけ」(土岐主任)
作業を始めて約1時間。無事に車を引き上げることができました。
Q.側溝にタイヤがはまる事故で気を付けるには
「雪で側溝が埋まって見えないので、今は解けてきているが、他の車が通った後を走るのが一番いいと思う」(土岐主任)
バッテリーは定期的に点検を
続いて向かった先ではーー
「ちょっと後ろの方が弱っているなって感じ」(土岐主任)
寒い冬の時期の依頼で最も多いのが「バッテリー上がり」です。
Q.寒い時期だからこそ気を付ける部分なのか
「弱っていたバッテリーが、寒いので完全に悪くなるパターンは多くある」(土岐主任)
バッテリー上がりを防ぐためには、定期的な点検が必要です。
「バッテリー上がりの場合は年数と液量などもですが、見た目で膨らんでいないか、変な粉がふいていないかとか、日常点検で確認してもらいたい」(土岐主任)
JAF岐阜支部では、5日午後5時までに、187件の救援依頼が入ったということです。
「この後、再度冷え込んでくるので凍結してしまうとか、スリップ事故とか起こしてしまう可能性があるので、慎重にゆっくり走っていただきたい」(土岐主任)