7月25日と26日に愛知県豊田市で行われた夏の風物詩「豊田おいでんまつり」。
1968年に始まったこの祭り。目玉のひとつは、街を練り歩きながら踊りを披露する「総踊り」です。一時期は、酒を飲んだ人が暴れ警察が出動する事態になったことも。いまは踊りに参加する人を事前に審査することにしていて、安心して楽しむことができます。

25日の豊田市の最高気温は40.0℃。おいでん総踊りの会場では、今年から水を浴びながら踊るエリアを新設。訪れた人もしっかり対策して臨んでいました。
参加者:
「かき氷を食べたり、塩分のタブレットを持ってきたり」
「水分補給が大切だから、たっぷり飲み物を用意している」

この暑さで運営側はある決断をくだしました。
豊田市産業振興課 鈴木満明さん:
「来年度から秋開催に変更する」
夏の恒例行事を秋に。究極の暑さ対策ともいえる対応に地元の皆さんの思いも複雑です。
参加者:
「夏の風物詩でもあるので、その点は物足りなくなる」
「盛り上がりは夏かなと感じるが、この暑さだからしかたない」

おいでんまつりのもうひとつのみどころは花火大会。地元の豊田煙火は40年以上、夏の夜空を彩ってきましたが…。
豊田煙火 青山豊 社長:
「この暑さからいったら(時期を)分散してもいいのかな」
“最後の夏”に向けて思いのこもった創作花火を用意しました。
豊田煙火 青山豊 社長:
「最後の夏が終わってしまうので、『わー』と(盛り上がる)感じで、出るのは『輪』。『みんなでつながろう』じゃないけど」

そして始まった最後の夏花火。地元花火師たちの力作が豊田の夜に咲き誇ります。
訪れた人はその美しさを目に焼き付けていました。
豊田市産業振興課 鈴木満明さん:
「秋も楽しいことがたくさんできると思うので、みんなで盛り上げていきたい」
暑さの影響を受けながらも地元に愛された豊田おいでんまつり。季節を変えてこれからも続いていきます。


