名古屋証券取引所とテレビ愛知が共同で運営するYouTubeチャンネル「あしたのマネー」。今回のゲストは、節約・投資系YouTuberとして約66万人の登録者を持つ節約オタクふゆこさんです。会社員時代の生活費を月10万円に抑え、わずか4年で1000万円の貯蓄を達成、現在は総資産7500万円を超えるふゆこさんに、その具体的な歩みを聞きました。
貯金30万円、ボーナス頼みの会社員時代

現在は資産形成について発信しているふゆこさんですが、20代の頃は決して余裕のある生活ではありませんでした。
当時の手取り月収は約20万円。しかし、クレジットカードの使いすぎで毎月のように赤字が出ており、その穴埋めをボーナスで行う「自転車操業」のような状態でした。貯金額は常に10万〜30万円ほどを推移しており、将来への備えはほとんどできていなかったと振り返ります。
衝撃の「40代で破綻」シミュレーション

そんなふゆこさんが行動を変えたのは、2019年に話題となった「老後2000万円問題」がきっかけでした。将来に不安を感じ、インターネットの無料サイトで今後の収支をシミュレーションしたところ、「40代後半で資金が底をつく」という結果が出たといいます。
このままではいけないと考えたふゆこさんは、本格的に家計の見直しを始めました。まずは失敗しても損をしない「節約」から着手。電気会社の切り替えを試したところ、年間で1万7000円ほどの削減につながりました。30分程度の作業で結果が出たことで、節約を前向きに捉えられるようになったといいます。
支出を削っても満足度が上がる「自己分析」

節約を続けるコツについて、ふゆこさんは「自分が何にお金を使いたいか考えること」だと話します。以前はデパートで高い化粧品をよく買っていましたが、なぜそれが欲しいのかを細かく分析しました。
分析の結果、自分が本当に求めているのはブランドそのものではなく、製品に含まれる「特定の成分や発色の良さ」であることに気づきました。それらが手頃な価格の製品で代用できると分かってからは、支出を大幅に減らしても、生活の満足度は以前より上がったといいます。
他人からどう思われるかではなく、自分が納得できる基準を持つことで、生活の満足度を下げずに月の生活費を10万円まで落とすことができたといいます。
住居費や食費の具体的な見直し

支出を抑えるために、大きな固定費である家賃についても見直しました。それまで住んでいた家賃6万6000円の新築マンションから、築30年のアパートへ引っ越したことで、家賃を4万円に抑えました。この判断だけで、年間約30万円の支出を減らすことにつながりました。
日々の食費についても、自分なりの基準を作っています。スーパーでは「肉は100グラム80円以下」「葉物野菜は1束110円以下」といったルールを決め、無駄な買い物を防ぐために、誘惑の多いお菓子やお酒の売り場には立ち寄らないようにしました。一時期は食費を月7000円まで切り詰めていたこともありましたが、現在は生活の質とのバランスを考え、月1万円前後で心地よくやりくりしているそうです。
「誰でも真似できること」の積み重ね

ふゆこさんは、「特別なことをしたわけではなく、誰にでもできることを積み重ねてきただけ」と話します。
かつて「破綻する」と予測された未来は、収支を把握し、お金の使い方を整理したことで状況が大きく変わりました。まずは自分自身の支出を「見える化」し、納得感のあるお金の使い方を見つけること。それが、着実な資産形成へとつながる近道であると番組を締めくくりました。


