“平成ギャル”1日限りの同窓会 「子育てや家庭に追われ自分を見失いがちだけど…」 母親の“プリ帳”を見てハマった令和世代も

きのう名古屋に集結した、元“平成ギャル”の皆さん。令和の時代になった今、一日限りの同窓会です。
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「パラパラ」を踊るその動きはさび付いていないようです。平成の“あの日”を取り戻すかのように打ち込む皆さんは…
(参加者)
「2人ともママです。 子どもも同級生」
「中学1年生と小学5年生のママ」
中区栄のナイトクラブで20年ぶりの再開。 当時の思い出を聞いてみると…
(参加者)
「記憶がないくらい遊んでいましたね」
「何日目の髪の毛が 一番盛れるかみたいな。(お風呂に)入っていない。初日はサラサラ過ぎて盛れない」
「子育てや家庭に追われて自分を見失いがちだけど…」
主催したのは、名古屋市在住の中居みのりさん(41)です。
(主催者 中居みのりさん 41歳)
「今40代で主婦になって、子育てや家庭に追われて自分を見失いがちな世代だけど、20年ぶりに1日だけあの日に戻ってもいいんじゃないかという気持ちが芽生えた」
中居さんは現在、整理収納アドバイザーとして会社勤めをしていて、子どもは1人。
(中居さんの娘 みこちゃん 小学4年生)
Q.きょうのお母さんの姿どう?
「いつもと違ってすごいなと思う」
(中居さん)
「いつもはこんな格好していないので」
20年前、CBCが「平成ギャル」を取材したときの映像の中には、中居さんの姿も。
1990年代後半から2000年代初頭にかけ、日焼けした肌にばっちりメイク、さらに、盛り盛りの茶髪の“平成ギャル”たちは一世を風靡しました。
当時の映像を見た中居さんは…
(中居さん)
「懐かしい。毎週クラブに行って、そこに行ったら会える仲間がたくさんいた時代」
こうした“平成ギャル”文化が、いまSNSの世界でも再注目されているんです。
きっかけは「お母さんのプリクラ帳」
(参加者)
「子どもが中学生で、TikTokとか見ているとパラパラが出てきて懐かしい」
「あれ見て血が騒ぐよな、ママも踊れんねんって」
きのうの一日限りの同窓会の中には、こんな参加者も…
(参加者)
Q.何歳?
「18歳です」
Q.“平成ギャル”にハマるきっかけは?
「お母さん。(お母さんの)プリクラ帳が残っていて すごくキラキラしていて楽しそうで。絶対ギャルやりたいって」
コロナ禍に自宅で母親と一緒にパラパラを踊ってみたら、その魅力にハマったということです。
コロナ禍からじわじわ注目度が上がってきた“平成ギャル文化”。再会を果たした皆さんは?
(主催者・中居さん)
「SNSだけでなくリアルにつながっていて、密度が濃かったなと思う。この場に来て会うことに意味があるなって」
夜が明けると中居さんはまた、整理収納アドバイザーとして日常に戻りました。