99歳男性なぜ逆走事故を起こしたのか?本人立ち会いのもと実況見分 中央道下り飯田山本IC~中津川ICが一時通行止めに

今月11日、岐阜と長野にまたがる恵那山トンネルで99歳の男性が運転する軽乗用車が逆走した事故で、警察はきょう男性を立ち会わせて実況見分を行いました。
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今月11日、中央道の恵那山トンネルを逆走した1台の軽乗用車。運転していたのは、長野県に住む男性で、大正15年生まれの99歳でした。
(逆走車を目撃した人)
「口を開けてハンドルにしがみつき、ポカーンとした感じで。『何か様子がおかしい』と分かっていたような表情だった」
99歳の男性が運転する軽乗用車は、長野県の園原インターチェンジで中央道の下りに入り、恵那山トンネルを岐阜県側に抜けたあとすぐそばにあるタイヤのチェーン着脱場へ。
そこでUターンし、約3.7キロ逆走して別の軽乗用車に正面衝突しました。
衝突された車を運転していた男性は足の痛みを訴え、重傷です。
男性の自宅へ捜査員が…中央道での実況見分へ
そして、きょう。長野県阿南町にある男性の自宅に岐阜県警の捜査員が…。男性はゆっくりとした足取りで車に乗り込みます。
(米山竜吾記者)
「午前9時半、99歳の男性は自宅を出て実況見分に向かいます」
当時、買い物帰りだったという99歳の男性。男性の自宅は最寄りのスーパーまで徒歩3時間以上…車がなければ生活がままならないといいます。
(村上真惟記者)
「99歳の男性を乗せた車が園原インターに到着しました。実況見分が行われます」
午前11時前、車が園原インターに着くと、警察が男性に声をかける様子も。
(警察)
「ここは園原ICですよ。いいですか?園原ICです。分かりますか?」
なぜ逆走は起きたのか…。男性を立ち会わせて実況見分を行うため、中央道下りは午前11時から午後1時まで、飯田山本インター・中津川インター間が通行止めに。
岐阜県警は男性が逆走に気づいていたのかやブレーキを踏んだのかなど、詳しく調べています。