自動運転の「ロボットタクシー」が名古屋・栄で定期運行へ 気になる乗り心地は?一足早くアナが体験

自動運転で目的地まで走る「ロボットタクシー」。その実現に向けて、10月14日から名古屋で始まる"定期運行"をひと足早く体験してきました。
9日、名古屋市の中心部であったのは"自動運転タクシー"の試乗会。
新たなルートでの「定期運行」が10月14日から2台の車で始まるのを前に、報道陣向けに開催されました。
万が一に備えて運転手が乗り込むものの、カメラやセンサーなどで周囲の状況を認識し、自動で走ります。
去年は名古屋駅前と昭和区の「ステーション Ai」の2地点を結ぶルートで「定期運行」がありました。
そして、今年選ばれたルートが、名古屋駅前から栄エリアの愛知芸術文化センターを経由して「ステーション Ai」へ。3地点を周回するルートです。
途中で車線が合流して1車線になるなど、交通環境はより複雑に。果たして、無事に目的地へたどり着けるのでしょうか。
アナウンサーが乗車して体験

「人が運転している車の体感とあまり変わりません。スピードも遅すぎることもなく、すごく快適に、普通に道を走っています」(メ~テレ 木岡真理奈アナウンサー)
名古屋駅から栄エリアを通る道路。やはり交通量が多いですが…。
「モニターに『自動運転中』と表示されています。歩行者もオレンジ色で認識されています。車が走り出しました。車線の色なども表示されています」(木岡アナ)
空から見ても、自動運転タクシーが周りの車や信号の状況に合わせて、スムーズに走っているのがわかります。
停車しているタクシーやトラックを避けるときなどは、運転手が操作をする場面もありました。
「車線も難しいエリアですが、きちんと高速の下の道を走っていきます」(木岡アナ)
そして、最後は自動運転で目的地の駐車スペースへ。
「事故なくたどり着くことができました。非常にスムーズでしたね」(木岡アナ)
来年3月まで定期運行

9日は大村知事も試乗し、安全性や課題を確認しました。
「乗っている人に負荷が少ないような止まり方や発進や曲がり方になっている。(普及には)地域社会全体が自動運転OKだと受け入れてもらわないといけない」(愛知県 大村秀章知事)
定期運行は来年3月まで。ルート上を1日に10周ほど周り、1度に5人までを貸し切りで運びます。
料金は無料で、「ステーション Ai」か「愛知芸術文化センター」を使う中学生以上か、保護者と一緒の小学生が乗ることができます。
乗車日の30日前から予約ができるということです。