死に至ることも… “サバフグ”有毒部位を未処理で販売 店主「付き合いある人だけ」愛知県警が家宅捜索【独自】

最悪の場合、食べると死に至るおそれがあるフグ。有毒な部位を取り除かず、販売していた愛知県常滑市の店を、警察が家宅捜索しました。

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店主によりますと、サバフグは4、5匹500円で地元の人たちが買っていったと言いますが、有毒な部位は取り除かれていませんでした。このサバフグを販売していた店に、27日に警察が…

（矢野司記者）
「未処理のフグを販売していた店に、警察が家宅捜索に入りました」

愛知県警が家宅捜索に入ったのは、常滑市樽水町の「竹朝ストアー」です。11月25日「未処理のフグが売られている」という連絡が保健所に入り、有毒部位を取り除いていないサバフグあわせて40匹が、11月11日と25日に販売されていたことがわかりました。

店主「売ってはいけないものを売っちゃった」

この店では食品衛生法に基づく許可を受けずにサバフグが販売されていて、愛知県警が家宅捜索。知多保健所の食品衛生監視員が立ち入りを行い、フグが販売された状況を詳しく調べています。

（記者）「店は現在ほとんど営業しておらず、付き合いのあった希望する人にのみ、販売していたということです」

（店主）「近所の人が魚を少しでも欲しいということで始まった。甘えたのがいけないが、売ってはいけないものを売っちゃった」

現時点で健康被害は確認されていませんが、有毒部位を食べると最悪の場合、呼吸が停止し、死に至ることもあるとして愛知県は絶対に食べないよう呼びかけています。

（店主）「11月25日で全部やめると。魚売るのもやめると保健所には言ってある。ちょうどいい機会だった。ここも壊す予定にしている」

愛知県によりますと26日午前中までに、このフグを購入したと名乗り出た人はいないということです。