2026年1月、ロングセラー調味料「味ぽん」から、シートマスクが誕生。食品や資源を生かす工夫は、スキンケアの世界にも広がっています。
ロングセラー調味料「味ぽん」由来のシートマスク
食品ロスや資源循環という言葉を、よく目にするようになった近年。その流れは、スキンケアの世界にも広がっています。
コスメブランド「サボリーノ」が、2026年1月から数量限定で発売しているシートマスク「サボリーノ 目ざまシート高保湿タイプ N AP25」(1,540円)も、そのひとつ。使われているのは、調味料「味ぽん」の製造過程で生まれる“醤油粕”です。

味ぽんは、愛知県半田市に本社を構える『株式会社Mizkan』が製造するロングセラー商品。柑橘果汁・醸造酢・醤油がひとつになった調味料で、幅広い料理に使用することができます。

醤油粕は、味ぽんのメイン原料である醤油をつくる工程で発生。Mizkan担当者によると、その量は年間約950トンにもなるといいます。
Mizkanでは以前より、醤油粕を肥料や飼料などに有効活用。今回、シートマスクの原料に活用したきっかけについて、「(醤油粕を)アップサイクル技術によって、化粧品原料として活用することで、これまでとは異なる分野で、新たな価値を生み出せるのではないかと考えました」と明かしました。
発酵技術で醤油粕を“うるおいの力”へ

同シートマスクで使われているのは、オリジナルのアップサイクル原料「醤油粕発酵液」。醤油粕を活用し、麹菌による発酵技術によって化粧品原料として開発されたものです。
発酵の恵みが、肌にたっぷりの栄養とうるおいを与え、しっかり保湿してくれる効果が期待できるといいます。さらに、同シートマスクには、味ぽんならではの香ばしさや柑橘感、さっぱりとした印象を意識した植物由来のうるおい成分を配合。商品全体を通して、その背景にある原料や世界観を感じることができます。
気になる香りは、醤油を思わせるものではなく、心地いい「ほんのりとした発酵粕」。同シートマスクは、全国のドラッグストアやバラエティショップ、オンラインショップにて購入することができます。
今後の展開について、Mizkan担当者は「(味ぽんは)長年愛され続けてきたブランドだからこそ、製造工程で生まれる副産物を、食品の枠を超えて循環させることが可能だと考えています」と述べ、続けて「これからも味ぽんブランドを進化させながら、社会や暮らしに貢献できる新しいチャレンジを続けていきたいと考えています」と意向を示しました。


