愛知県大府市にある創業62年の「高丸食品」。全国からえりすぐりの納豆が集まるコンテストで日本一に輝いた、粘り気の強い納豆。一番の売れ筋です。しかし…。
高丸食品 高丸喜文 社長:
「納豆を作るときに大豆を蒸す、蒸気を出すボイラーという機械。A重油が高騰していて、燃料がいつまでもつかと言われています」

大豆を柔らかく蒸すために使うボイラー。中東情勢が悪化してから燃料である重油の価格が一気に値上がりしたといいます。さらに…。
高丸食品 高丸社長:
「納豆のフィルム、容器、めくると納豆の被膜、全部石油由来の商品なので全部影響を受けています」
石油由来のプラスチック製品。豆以外、ほとんどのものが影響を受けていて、5月から容器の仕入れ価格は18%値上げすると取引業者から通達があったそう。
経費削減のため、容器やフィルムの無駄ができるだけ出ないように製造しているといいます。

高丸食品 高丸社長:
「納豆を作って出荷しないといけないので、何かが欠けると納豆ができないのが一番困っちゃう。世の中が落ち着いて値段も落ち着いた価格になってくれると非常に助かります」
しばらく商品の販売価格は据え置きで、情勢を見て夏ごろをめどに値上げを検討しているといいます。

見通せない中東情勢の影響はほかにも…。
大府市 ゼロカーボン推進課 田本悠也さん:
「現在大府市で供給されているこのごみ袋を、今後供給できない可能性が出てきました」
3月、市指定のごみ袋を扱う取引業者から、「6月までしか作れなくなる」と告げられたのです。理由は、袋の原料であるナフサ。
輸入先の大部分を中東が占め、供給不足が叫ばれるなか、業者によると手に入らなくなったとのこと。毎月24万枚ほど使われているというごみ袋。

「ない」となると市民の生活にも大きな影響が出ますが、ナフサ由来の原料を使わない植物由来の素材にすることで、供給を間に合わせました。
変更に伴う追加の費用はかからず、販売価格にも影響はない見込みだということです。
大府市 ゼロカーボン推進課 田本悠也さん:
「いまのごみ袋とデザインやサイズ感・色は変更しない」
新しい仕様のごみ袋は、従来の在庫がなくなり次第、切り替えていくということです。


