28日、愛知県豊橋市の小沢小学校で、登校する児童たちから遅れること30分。やってきたのは巨大なトラクターや田植え機をはじめ、農業用の作業車など9台です。
その後、行われたのは、“働く車”のパレードです。
校門から続々と入場してくる車たち。小学校でなぜ?という疑問はありますが、子どもたちの反応は大興奮!

このイベントは、地元の農家らが、普段使っている作業車を持ち寄り、乗車体験などをしてもらうもの。
何十年も前からトラクターを学校で見せる取り組みはしていましたが、去年から参加車両が増え、小学生を盛り上げています。
参加農家:
「(児童が)この地域の産業、農業に触れる機会があり、すごく僕たちも楽しみながらやっています」

キャベツや白菜、トマトなど全国有数の農業産地、豊橋市。ただ、農家の現状は、厳しいといいます。
鷺坂総宏さん:
「この一段上が地元の人から借り受け作っている畑です。(この畑は)今は農業をしていない人のご子息が相続したけど、(相続者も)農業はしていないので」
野菜の一大産地にも関わらず深刻な後継者不足となっています。
畑は放置すると、ある問題が。
鷺坂総宏さん:
「(自分の畑を)丁寧に管理しても、(放置された)上の畑が荒れると、病害虫が自分の畑に飛びかかってくる。きれいにしないと、いい作物が作れない」
そのため、今農業をやっている人が多くの畑を管理する必要があるのです。

後継者不足の負担に加え、中東情勢の影響も。
鷺坂総宏さん:
「(燃料など)物が入らず野菜が作れなくなる危機感は今年が初めて」
そんな鷺坂さんですが、実は、ご本人も子どものころ、学校で働く車を見て農業に興味を持った1人。今回は、農家側で参加し感慨もひとしおだといいます。
供給にリスクのある輸入野菜への不安や食の安全への関心から注目される、国産野菜。
鷺坂総宏さん:
「輸入野菜に比べ国産野菜の需要の高まりは生産者として感じている。農業やりたいという子どもたちが興味を持つきっかけになれば」


