選挙の投票 日本でもし“義務化”したら?オーストラリアは罰金約2200円 投票率は9割! 一方で“いい加減な投票”も増加

2月8日(日)は、衆議院選挙の投開票日。今は18歳以上の男女が投票することができますが、日本の選挙の歴史をたどってみましょう。

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【選挙の歴史】
▼1890年(明治23年)
要件:25歳以上の男子・直接国税15円納税
有権者:約45万人(1.1%)
全人口:約4000万人

▼1946年(昭和21年)
要件:20歳以上の男女
有権者:約3688万人(48.7%)
全人口:約7570万人

▼2025年(令和7年)
要件:18歳以上の男女
有権者:約1億359万人(84%)
全人口:約1億2330万人

第1回の衆議院選挙は明治23年。この時の要件は、25歳以上の男子で「直接国税15円納税」とありますが、こちらは今の金額で60万~70万円ほどを納めてないと選挙権がなく、有権者のたった1.1%と限られていました。

昭和21年に要件は20歳以上の男女となり、普通選挙がスタート。令和7年の参議院選挙を見てみると、要件は18歳以上の男女で、有権者は1億人を超えています。

「投票率」平成元年以降ぐっと右肩下がりに…

続いて、投票率はどうなのか?

普通選挙が始まった昭和21年から見ていくと、衆議院選挙・参議院選挙ともに、大体6~7割で推移していましたが、平成元年以降にぐっと右肩下がりになりました。

ただ、前回の衆議院選挙が53.85%、参議院選挙が58.51%となっています。直近3回の国政選挙を年齢別で見てみると…

最近は、若者が増えています。特に去年の参議院選挙が堅調で、10代~40代くらいの年齢層が増えています。

選挙が「義務」の国も… 世界に20か国以上

そして、世界には投票が「義務」の国も。文部科学省の資料によりますと、義務化している国は、20か国以上もあります。

【罰則なし】
・イタリア・コスタリカ・ドミニカ共和国・パナマ・ホンジュラス・メキシコなど

【罰則あり】
・アルゼンチン・オーストラリア・ギリシャ・シンガポール・ブラジル・ベルギーなど

では、罰則があるオーストラリアの選挙を見てみましょう。

罰金は約2200円 投票率約9割

愛知学院大学の森正教授に聞きました。実は、オーストラリアでは、100年以上前から義務化されています。罰金は20豪ドル(約2200円)。しかし、義務化には、メリットとデメリットがあるといいます。

【メリット】
・投票率が上がる(9割)
・有権者の政治への関心が高まる

【デメリット】
・いい加減な投票が増える

例えば「白票」を投じたり、罰金が怖いからとりあえず行く、選挙への関心がなくて勉強していなくてもとりあえずいく。また、候補者の優先順位もつけなければいけませんが、適当に番号を振ってしまうこともあるそうです。

では、選挙の義務化を日本で導入したらどうなるのか。

森教授は「『権利』から『義務』に変えるには憲法改正が必要で、ハードルは高い」といいます(今の義務は「納税」「勤労」「教育」)。

貴重な選挙権です。ぜひ、2月8日(日)は、ぜひ投票に出かけてください。

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