参院選岐阜選挙区 現職が出馬せず新人6人の戦い 課題は「知名度」

参院選岐阜選挙区は、現職不在で新人6人が1議席を争う構図となりました。
改選数1の岐阜選挙区には、届け出順に立憲民主党の新人・服部学氏(54)、参政党の新人・瀬尾英志氏(40)、自民党の新人・若井敦子氏(53)《公明党推薦》、共産党の新人・三尾圭司氏(49)、無所属の新人・伊藤あゆみ氏(54)、諸派の新人・小池裕之氏(31)の6人が立候補しました。
現職不在で、新人6人が1議席を争う構図となる中、候補者は。
「共に岐阜の未来をつくっていこうではありませんか。東京一極集中を是正して、真の地方創生を岐阜から実現してみせる」(自民・新 若井氏)
「この物価高、まずは賃金の引き上げが必要。消費税の減税。立憲民主党は、食料品にかかる消費税を0%に実現していく」(立憲・新 服部氏)
「物価高騰を何とかすべく、私たちは消費税を真っ先に減税する。病院や介護、福祉や教育の現場にお金を回したい」(共産・新 三尾氏)
「この30年間ずっと日本はよくなってきたか。政治家たちは私たちの方を向いてくれたか。日本人のための政策、日本人ファーストをとっていく」(参政・新 瀬尾氏)
地方の未来や、物価高に対する訴えが多くありました。
「NHK党が普段から掲げている偏向報道の是正と、NHKをぶっ壊す」(諸派・新 小池氏)
「本日立候補した伊藤あゆみと申します。よろしくお願いします」(無・新 伊藤氏)
「12年ぶりの新人対決の行方」

岐阜選挙区の改選議席1に対して、6人が名乗りを上げている構図について、参院選を取材するメ~テレの小島佑樹記者が解説します。
「岐阜選挙区のキーワードは『12年ぶりの新人対決の行方』です。自民党から出馬して当選を果たした大野泰正氏が自民党派閥の裏金問題に関与したとして在宅起訴され、自民党を離党しました。そして今回の参院選に立候補しないことを表明したので、現職不在、新人6人の対決となりました」
新人6人の課題は知名度の低さ

一方、野党について――。
「野党は一時、立憲民主党と共産党の間で、野党の候補を一本化して対抗しようという動きがあったが、調整がつかず断念しました。それで今回の12年ぶりの新人対決となったが、新人6人の課題は知名度の低さです。投開票までの限られた時間の中で、いかに有権者の心に刺さるメッセージを打ち出せるかが1つの焦点だと思います」(小島記者)