「家のクーラーつけっぱなしで」自宅療養から受診後に急きょ入院の男性も 緊迫続くコロナ病床に潜入 現場の看護師が語った本音とは… 愛知・一宮市

第5波の新規感染者数が減少傾向になる一方で、コロナ患者と向き合う病院では“終わらない闘い”が続いています。自宅療養中だった40代の男性は「家のクーラーをつけっぱなし」で受診した先で、急遽入院することに。現場の看護師が今の状況に対して感じている“複雑な心境”について語ってくれました。

 

愛知県一宮市にある一宮西病院。患者や近隣への配慮から独立病棟「一宮西コビッドセンター」を建て、その中で発熱外来とコロナ外来、そしてコロナ病床を運用しています。

取材したこの日は、病床の約8割が埋まっている状態。それでも、保健所からの診察要請の電話が。

「ちょっとじゃあ確認して折り返します。…はい?もう1人?」(看護師)

病院にやってきたのは、保健所からの要請で診察を行うことになったコロナ陽性の40代男性。発熱外来の患者と接触しないよう、時間帯を指定して受け入れます。

6日前から発熱を繰り返し、2日前にPCR検査で陽性となった後、自宅療養していた男性。

足取りはしっかりしているように見えましたが…。

「結構 見た目は元気なんですけど、動くと酸素飽和度が容易に下がるのと、安静にしていてもハァハァしている感じ。CTを撮ると両肺とも肺炎が結構出てて」(一宮西病院 鈴木北斗 医師)

男性は1人暮らしで食事もほとんどとれていないといいます。

医師「きょうで発症して6~7日。コロナって炎症が一番強くなる“極期”が大体7~10日目。要はこれから。今後また「入院したい」と3日後に来て、(病床が)空いてるかとなっても保証がない。今のうちに入院してもいいのかなと思います」
男性「入院して投薬してもらったほうが…?」
医師「そうですそうです。ほかに聞きたいことありますか?」
男性「とりあえず、家がクーラーつけっぱなしなので…」

この男性は急きょ入院することになりました。

 

悪化の兆候を早い段階で見つけられた、このケース。

しかし、中にはかなり悪い状態となってからの要請もあります。

「酸素飽和度86%で、28歳、体温40度。もう外来とかじゃなくて、直入院でいいからさ」(医師)

残っていたわずかな病床は、どんどんと埋まっていき、この日は結局、ほぼ満床に。保健所からの要請が増えており、断らざるを得ないときもあるといいます。

「27歳、33歳、41歳、42歳…。(入院患者は)もう全体的に若い方で」(一宮西コビッドセンター長 竹下正文 医師)

 

入院患者のほとんどには、「フルコース」のマグネット。できる治療はすべてやるという意味です。

「1~2月はご高齢の方だらけだったんで、“延命治療はしませんよ”という方が本人の意思とか家族の意思でいた。ピリピリした感はありますね」(竹下医師)

記者:いつごろから患者は増えた?
「先月ぐらいですかね。…どうだろう、あんまりちょっと覚えてないですけど」(看護師)
記者:(覚えてないのは)忙しすぎる?
「もう忙しすぎて。残業、残業で」(看護師)

いつ、どんな症状の感染者が来るのか分からないため、バタバタし通しの現場。

入院患者が、食事をとっているお昼時も、看護師たちはあわただしく仕事。

「外来にひとこと言ってから休憩入ります」(看護師)

ようやくタイミングが訪れたかと思いきや…。

記者:時間ダメだったんですか?
「ダメだったんです、(診察時間の間隔が)詰まっちゃうからダメって言われて」
記者:昼食は食べてますか?
「いやー…。食べられないときも全然あります」

やっと入れた休憩。この日のメニューは冷凍パスタです。

「冷凍のものなら、万が一、食べられなくても置いておけるかなって」(看護師)

この看護師は、コロナ病床を担当して8か月。いまの状況に、複雑な気持ちを抱いていました。

「もうちょっと自粛してもらえればなっていうのは 正直なところありますけど…。私たちは基本、家族としかみんな会ってない。でも感染してる人はどこか旅行に行ったり、友人と食事したりっていう人が多い印象。自分が行動控えたら、他に守れる人が出てくると思いますけどね」(看護師)

終わらない闘いのさなかにある現場。新規感染者数は減少傾向へと転じたように見えますが…

「病棟が落ち着いたなっていう感じは 今のところ全然しないですね。どこかで(入院者が)減ってくれないと終わりが見えない」(竹下医師)

 

中京テレビ 「キャッチ!」 9月10日放送より

©「かよチュー」実行委員会|©中京テレビ|© CBC TELEVISION CO.,LTD. |©テレビ愛知|©東海テレビ|©多田かおる/ イタキス製作委員会|©テレビ愛知・フリュー/徹之進製作委員会|©メ~テレ|東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、メ~テレ、テレビ愛知|© Studio Ghibli|©2023 二月 公/KADOKAWA/声優ラジオのウラオモテ製作委員会|@CBC TELEVISION CO.,LTD. |©東海テレビ事業|©CBC TELEVISION CO.,LTD.|©実験ヒーロー製作委員会2024|©実験ヒーロー製作委員会2025|©メ~テレ |Ⓒテレビ愛知|©実験ヒーロー製作委員会2026|©東海テレビ |©BUSANMBC/TVA|©ダンスチャンネル|©メ~テレ |ラゴンズ春季キャンプ!第3クール2日目。 初の対外試合はDeNAと宜野湾で対戦! ドラフト5位の新保茉良選手とドラフト6位の花田旭選手が 1、2番でスタメン出場すると3回1アウトから ​1番・花田選手がツーベースヒットを放ち ​続く2番・新保選手がタイムリースリーベース! ​守備でも軽快なゴロさばきを見せるなど ルーキー​コンビが初実戦で猛アピール​しました!
各ページに掲載の記事・写真の無断転用を禁じます。
JASRAC許諾番号NexTone許諾番号
第9008707021Y45037号ID000007318
第9008707022Y45038号ID000007452
©東海テレビ, 中京テレビ, CBCテレビ, 名古屋テレビ, テレビ愛知 2020 All Rights Reserved.