ミャンマー拠点詐欺事件　リクルーターの男に懲役4年判決　高校生ら３人を「かけ子」として紹介などの罪　名古屋地裁

ミャンマーを拠点とする特殊詐欺グループに高校生らを「かけ子」として紹介した男に懲役4年の判決です。

起訴状などによりますと、丸杉龍実被告（32）は、2024年、愛知県に住む当時16歳の男子高校生ら3人を、ミャンマーを拠点とする特殊詐欺グループに「かけ子」として紹介したなどの罪に問われています。

これまでの裁判で丸杉被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役5年を求刑、一方の弁護側は寛大な判決を求めていました。

19日の判決公判で、名古屋地裁の久礼博一裁判長は、「未熟な高校生に対し、海外渡航の希望があることにつけこみ、言葉巧みに大金を稼ぐことができると信じさせた」「果たした役割自体は、特殊詐欺組織の人員確保に必要不可欠で重要」などとして、丸杉被告に、懲役4年の判決を言い渡しました。