
マッチングアプリで“理想の男性”に出会った30代女性 親に会わせてもらえず判明した衝撃の事実…彼は既婚者で性行為を盗撮していた

今や男女の出会いの場として定着した”マッチングアプリ”。気軽に出会える一方、性被害に巻き込まれるケースが相次いでいるといいます。被害者の声を取材しました。
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名古屋市内に住む30代の女性。婚約者だと思っていた人に“盗撮”されていたといいます。
(30代女性)
「彼の口から『盗撮している』という事実が発覚。知らないところで私の姿を撮っていたことに、すごく恐怖を感じた」
相手は40代の男性。ことし4月にマッチングアプリで知り合い、すぐに交際に発展しました。
(30代女性)
「アプリで結婚した友達もたくさんいる。今の時代にあわせて(アプリを)やってみようかなと。穏やかで誠実そうな方。お互い年齢が年齢だったので、最初から結婚前提の付き合い。指輪は頂きました。うれしかった」
出会って1か月後にプロポーズも…衝撃の事実が発覚
“穏やかで誠実そう”な理想の男性。出会って1か月後にプロポーズされ婚約しました。しかし男性の親に会わせてもらえず、不審に思った女性が弁護士を通して確認すると…
(30代女性)
「彼が既婚者だったことが分かった。すごくショックだった」
男性は既婚者だったのです。そのことを問い詰めると、さらに衝撃の事実が…
(30代女性)
「彼の口から『盗撮している』という事実が発覚。(盗撮は)相手の自宅でだが、カメラの設置場所とか詳細は分からない。信頼していた方だったので、驚きと恐怖。心も体も傷ついた」
脅すつもりだったのか、自宅に設置した小型カメラで性行為の様子などを撮影していたことを伝えられたのです。女性は警察に被害を相談。男性は10月、盗撮の疑いで逮捕されました。
(30代女性)
「マッチングアプリが普及し気軽に出会える中で、背景にこういう被害が多いことを伝えたい」
「その日に会ってご飯食べ、相手の家などに行き、性行為を行う…」
こども家庭庁が2024年に実施したアンケートでは、結婚した人の出会いのきっかけは「マッチングアプリ」が25.1%で最多。いまや「4人に1人がマッチングアプリ婚」の時代です。その裏で、アプリでの出会いによる性被害の相談は、後を絶たないといいます。
(高宮一郎弁護士)
「(マッチングアプリ絡みの相談は)年間約60件。性犯罪でも半分いかないくらいがマッチングアプリ絡み。相談のパターンが大体同じ。アプリで知り合い、その日に会ってご飯を食べ、お酒を飲んで相手の家などに行き、性行為を行う。性行為後はもめることが多い。(アプリ内で)既婚・未婚の確認や、トークの内容の制限で性犯罪は減ると思う」





