8日に投開票が行われた衆議院選挙。
当選者の選挙事務所に、支援者からのお祝いとして届くコチョウラン。このコチョウランが、今、選挙の思わぬ余波を受けているというのです。

愛知県豊橋市で年間15万株のコチョウランを出荷しているという「松浦園芸」。
松浦園芸 松浦秀昭さん:
「7日から選挙情勢を見ながら100鉢近くの注文が入っている。これだけ急に選挙需要でいただけると非常にありがたい。ピッチをあげて作っています」

当選のお祝いとして選挙事務所に贈るための注文が急増。
中には、花びらを候補者や党のイメージカラーにしてほしいというオーダーもあるそうです。

本来、コチョウランの需要が高まるのは4月。就任祝いといった新年度が始まるタイミングで注文が増えるそうです。
そのため、本来は閑散期の2月に大量のコチョウランが必要となったことで、想定外の事態が起きていました。
松浦園芸 松浦さん:
「ここから追加で注文いただいても、数が足りなくなり難しくなることがある」
注文に対して、生産が追いつかない可能性があるといいます。

そもそもコチョウランは、台湾などで多く生産されていて、日本では苗から育てはじめます。
さらに、細かい湿度調節が必要なうえ、伸びてきた茎に添え木をして、つぼみをつけた後、ようやく、チョウが舞うような優雅な花が咲くのです。手間暇かけて出荷できるまで半年間はかかるといいます。
松浦園芸 松浦さん:
「今回史上まれに見る短期の決戦だったので、準備期間が短いなというのもあり、どうしようと頭を悩ました」
本来の繁忙期は4月。選挙で需要があるからといって前倒しすることはできません。
選挙で高まったコチョウランの需要もうしばらく続きそうです。


