燃料・光熱費の高騰が銭湯を直撃…「高温サウナにこだわり」も電気代は月50万円超 高市総理に期待 「電気・ガス値下げになれば本当にありがたい」

燃料費、光熱費の高騰が、街の銭湯を直撃しています。
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(高市早苗総理 10月24日所信表明演説)
「暮らしの安心を確実かつ迅速に届けます。寒さが厳しい冬の間の電気・ガス料金の支援も行います」
高市総理は所信表明演説で、物価高対策に最優先で取り組む考えを強調しましたが…。
三重県四日市市の銭湯「玉の湯」。現存するものとして“三重県最古”のサウナがあり、多い日には200人ほどが訪れる人気の銭湯です。
(松本道弥アナウンサー)
「131℃!とんでもない熱さですね。普通は90℃くらいで、100℃いくと熱いなって感じますよね」
玉の湯のサウナは「高温」なのがこだわり。通常120℃ぐらい。150℃まで達することもあるそうです。
(利用客)
「温度が高いから、ハマったらここしか…やばいです」
物価高で燃料・光熱費が高くなり…電気代が月50万円超に
玉の湯のサウナは電気を使って温めていて、電気代の高騰は銭湯の経営に重くのしかかります。
(玉の湯 店主・田中茂毅さん)
「一番大変なのは燃料・光熱費。電気代もガス代も高くなっている」
しかし、店主の田中さんは電気代軽減のために、高温サウナへのこだわりを捨てて温度を下げることはできないと話します。
サウナのほかにも…
(田中さん)
「ジャグジーとか全てモーターだから、すごく電気代がかかる」
Q.物価高前と比べて?
「確実に上がっています。物価高の前は電気代が月40万円いったら高いくらいだった。今は50万円超えるのが当たり前になった」
燃料の高騰で利用料金値上げ検討
さらに…
(田中さん)
「これは、油のタンクです」
3600リットル入る油のタンク。お湯を沸かす燃料として使っていますが、10日くらいで補充が必要になります。
(田中さん)
「ウクライナ侵攻が始まった頃からずっと上がっている」
Q.値上がり前との価格の差は?
「1.5倍ほど。本当にこたえます」
燃料の高騰が続く中、店主の田中さんは、利用料金の値上げも考えざるを得なくなったと話します。
(松本)
「大人470円は安くないですか?」
(田中さん)
「安いです。上げようと三重県に申請している。年内か今年度中には上げたい」
Q.何円に上げる?
「500円くらい」
高市政権に期待「電気・ガス値下げになれば本当にありがたい」
銭湯の利用料金は、三重県の公衆浴場の組合の申請に基づいて、県が決めることになっていて、組合の理事長を務める田中さんは、値上げの申請をしたということです。
しかし、高市政権になったことで、田中さんにはこんな期待も…
(田中さん)
「明るい未来が見えるのかなと期待してる。電気・ガスを値下げする話も出たので、本当にありがたいし、実行してもらえるかが大事」
国民の期待が高まる物価高対策。待ったなしの課題です。





