「どまつり」に出場する名古屋の大学生ら 大阪・関西万博の会場で圧巻のパフォーマンスを披露

この週末、名古屋の大学生らが、特別な舞台に臨みました。真夏の名古屋を彩る踊りの祭典「にっぽんど真ん中祭り」、通称「どまつり」に出場するチームが、大阪・関西万博の会場でパフォーマンスを披露しました。
8月1日、名古屋市内の公園に集まったのは、チーム「常笑」のメンバーです。
主に愛知学院大学の学生で構成され、普段は日進市を拠点に活動しています。
「常笑」は、おととしの「どまつり」で、183チームの中から大賞を受賞した実力派のチーム。
そんな「常笑」ら「どまつり」の参加チームが、大阪・関西万博でパフォーマンスすることになりました。
「いろんな人が立ったステージで踊れるのがうれしい」(部員)
「有名な人も立っているステージに立ててうれしい」(部員)
愛知を感じてもらえる絶好の機会

「どまつり」は2005年の「愛・地球博」でもパフォーマンスを披露していて、今回も運営が大阪・関西万博に掛け合ったことで、実施が決定しました。
どまつりの特徴は、各チームが“ご当地自慢”を踊りで表現すること。
全国各地、そして世界中から集まる来場者に、“ご当地・愛知”を感じてもらえる絶好の機会です。
「自分たちの拠点としている日進市の魅力も踊りに乗せて表現する。そこも皆さんに感じてもらいつつ、一緒に盛り上がってもらえたらと思います。曲の中盤で『ウィーアー常笑』という、自分たちの推したいポイントを掛け声にしている。そこをみんな一緒に会場を巻き込んで言えたらなと」(常笑 田中樹 代表)
本番前日。熱のこもった練習は、6時間以上に渡って行われました。
一糸乱れぬ演舞に会場全体が釘付けに

そして、迎えた本番。天候にも恵まれ、まさに“どまつり日和”です。
イベント会場も、朝からご覧の人だかりに。
初めて万博を訪れたというメンバーも多く、浮かれた思いもある中で、出番の直前まで、真剣なまなざしで振り付けなどの最終確認を行います。
そして、いよいよ演技を披露することに。
この日参加した98人のメンバーによる、一糸乱れぬ演舞に会場全体が釘付けに。
日進市の桜並木をイメージしたピンク色の衣装などを身にまとい、観客を巻き込みながら、6分間のステージを見事に踊り切りました。
「すごく楽しかったです」(部員)
「緊張したんですけど、万博のステージに立てて光栄でした」(部員)
「緊張したけど人前で踊るのが楽しくてやっているので、大勢の前で踊れて良かった」(部員)
万博での経験を弾みに更に高みを目指したい

観客の心にもメンバーの情熱がしっかりと届いていました。
「あの規模でパフォーマンスがそろっているのは滅多に見ない。すごかった」(観客)
「掛け声もダンスもそろっていて、一体感、迫力があってすごく楽しかった」(観客)
「常笑」は、2日間であわせて5回パフォーマンスを披露。
他にも、愛知などからあわせて延べ62チームが参加し、万博の会場を大いに盛り上げました。
8月29日からは、名古屋で「どまつり」が開催されます。
「常笑」は、万博での経験を弾みに更に高みを目指したいと意気込みます。
「自分たちは8月末に行われる『にっぽんど真ん中祭り』で大賞を目標にしているチーム。今以上のものをお客さんに届けられるよう精進したい」(田中代表)