
今年4月に57歳を迎えたアジアゾウのふじ子、高齢のために死ぬ 愛知・岡崎市の東公園動物園

07.31(木)14:15
30日、岡崎市は東公園動物園の人気者、アジアゾウの「ふじ子」(メス・57歳)が高齢のため死んだと発表しました。
10年ほど前から足が弱くなり始め、屋外での展示を休む日が増えていましたが、30日朝に自力で起き上がれなくなり、同日14時20分ごろに死んだということです。
1982年、ふじ子は14歳の時、岡崎市と親善都市の提携を結ぶ広島県福山市のレジャー施設「赤坂遊園」(現在は閉園)から東公園動物園に寄贈されました。

ふじ子は1968年4月10日にスリランカで生まれ、毎年開催されていた誕生日会には県内外から多くの人が集まりました。

今年4月12日に開催された誕生日会には、大好きなリンゴが入った飼育員手作りのケーキがプレゼントされ、公園を訪れた人たちにおいしそうに食べる姿を披露していました。
岡崎市の内田康宏市長は、「長きにわたり、ふじ子を愛してくださった市民の皆さま、そして、来園者の皆さまに、心から感謝とお礼を申し上げます。ふじ子は、東公園一の人気者でありましたが、同時に、岡崎のシンボルでもありました。偉大な存在をなくしたことは、たいへん残念なことであり、深い悲しみが込み上げてまいります。これからは天国から、市民の幸せとふるさと岡崎の発展を見守ってほしいと思います。安らかに眠ってください」とコメントしています。
8月1日(金)から8月31日(日)までの期間(休園日は除く)、9時~16時までゾウ舎前には献花台が設置され献花を受け付けています。