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貸しボートが再開 多くの釣り人が駆けつける 自衛隊機墜落事故の入鹿池 愛知・犬山市

10.01(水)18:10
自衛隊機が墜落する事故があった愛知県犬山市の入鹿池で、休業していた貸しボートが4か月半ぶりに再開し、多くの釣り人がボートを浮かべていました。

日の出前から開店準備をするのは入鹿池の貸しボート店。池ではすでに多くの釣り人たちが今か今かと準備していました。
貸しボート店 名竜亭 中村直人さん:
「全体として100隻ぐらい浮かぶという情報が入っているので、非常ににぎやかになるんじゃないかな」

中村さんはこの日の営業に特別な思いを持っていました。
今年5月、自衛隊の練習機が入鹿池に墜落する事故があり、搭乗していた自衛隊員2人が死亡しました。中村さんの店を含め、周辺のボート店は捜索用のボートの貸し出しや要請に応じた休業など協力を続けてきました。
先月機体の回収などが終了したため、10月1日、約4か月半ぶりに営業を再開しました。

貸しボート店 名竜亭 中村直人さん:
「我々もだけど、やっぱり釣りを楽しみに来ている方がすごく多いんで、その方たちに満足してもらえる」
久しぶりの営業に大忙し。
お客さんには25年前から通う常連さんや、なんと関東から来たという人も!
そして時刻は6時半。釣り人たちのボートが出て行きました。
貸しボート店 名竜亭 中村直人さん:
「気持ちいいね、たくさん出ているから」「ほっとするね、良かったというかいつもの入鹿池が戻ってきたという感じで」
心配していた水質も健康を害するような物質は検出されなかったということです。

ボート店 名竜亭 中村直人さん:
「普通の週末よりも、ずいぶん多くのお客さんに来ていただいて、ワカサギ釣りのシーズンが11月から始まるので、それにつながっていくきっかけになればと思っています。」