交際していた男子生徒から校内などで20回以上性的暴行 第三者委員会が性行為をいじめと認定へ 三重・四日市市

07.28(月)16:47
三重県四日市市の私立高校に通っていた女性が男子生徒から性的暴行を受けたと訴えたことで設置された第三者委員会が、性行為についていじめと認定する方針を固めたことがわかりました。
三重県四日市市にある暁高校に通っていた女性は、3年生だった2022年、当時交際していた同じ学校の男子生徒から、校内などで20回以上性的暴行を受け、その後、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断されたと訴えています。
関係者によりますと、学校が設置した第三者委員会の報告書が6月にまとまり、性行為について、同意の有無は認定できないとしつつも、第三者が出入りする可能性がある場所で行われ、女子生徒が心理的苦痛を感じていたことから、いじめとして認定されているということです。
さらに、いじめとして調査するよう促す県の再三の助言を学校が受け入れなかったことを、「いじめに対する認識の欠如が顕著」だと指摘しています。
女性の母親は中京テレビの取材に対し、「認定されないと思っていたのでほっとした」と話す一方、証言と食い違う点が数多くあるとして、今後、訂正を求めるとしています。