イラン情勢は、不透明感が続いています。急騰するガソリン価格を抑えるため、政府は国家で備蓄している石油の放出を決めました。
名古屋市中区のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリン1リットルあたり158円で販売されていて、一番高いときの2週間前より20円ほど安くなっています。
安さが「売り」のこの店舗。
イラン情勢の緊迫化により3月12日に、レギュラーガソリン価格を一気に31円値上げし、1リットル179円で販売していました。
その後、政府からの補助金の影響もあり、19日から徐々に値下げしたといいます。
「一安心とはいかないが、少しは安心した。先週水曜日までは、かなり売り上げが落ち込んでいたが、一気に(販売価格が)下がったのを見て、それからは売り上げがだいぶ伸びてきている」(タカラ石油 店長代理 山内三慶さん)
ガソリン価格の先行きは見通せず

給油に訪れたお客さんは。
「安くなった方が助かる。仕入れとかで車を使うのでガソリンが必要」(仕事で車を利用)
備蓄石油の放出や補助金により、価格は一時的に落ち着いていますが、原油高や円安、戦争が長引くと価格の見通しは立ちません。
「(卸売価格が)高騰すれば値上げしないと、我々も食べていかないといけないので。それは値上げしないといけない状態になる。早く終戦して、元の安定した価格に戻ってほしい」(山内さん)
政府の補助金支給の効果は?

19日から、全国平均で1リットルあたり170円程度に抑えるべく、政府が元売り各社に補助金を支給していますが、効果は出ているのでしょうか。
25日の午後2時に、経済産業省がガソリン価格を発表しました。
23日時点のレギュラーガソリンの1リットルあたりの店頭小売価格は、全国平均で177.7円でした。
東海3県の価格は、愛知が171.0円、岐阜が175.8円、三重が176.8円でした。
資源エネルギー庁は「補助金の効果はしっかり出ていて、来週も値下がりし、4月上旬には全国平均で170円ぐらいまで値下がりするだろう」と予想しています。


