使い終わったマンホールを“販売”するという、大府市のユニークな取り組みが注目を集めています。レアなデザインや使用の歴史が評価され、思わぬ需要も。インフラ維持の新たな財源としての可能性にも迫ります。
■ユニークな取り組み“マンホールの販売”
大府市役所の倉庫には、使い終わったマンホールが数多く保管されていました。 大府市役所の担当者: 「大府市としては初めて、使い終わったマンホールふたの販売を行っています」
市は2026年2月、最低価格3000円の入札方式で購入希望者を募集し、3枚が落札されました。最高額はおよそ1万9000円でした。 担当者: 「市章の周りにクチナシが描かれていて、大府市にしかないデザイン。レアなものとして、一定の層にウケているのでは」
オリジナルデザインのマンホールが各地で注目を集めていることから、需要があるのではないかと販売に踏み切ったと話します。 説明文には「大型車両の通行が多い厳しい環境で耐え抜いてきました」など、それぞれの歴史も添えられ、マニア心をくすぐる工夫もされています。
なお、マンホールの交換時期は、表面の凹凸が摩耗し、雨天時にスリップしやすくなったタイミングだということです。 収益は、上下水道インフラの維持管理に充てられます。
担当者: 「皆さんの生活を支えるライフラインを安定的につなげていくための収入確保として、新しい事業として始めています」 これまで老朽化したマンホールは、業者に処分を依頼していましたが、販売することで逆に収入になったということで、来年度も実施する予定です。
■老朽化したマンホールの使い道
ところで、持ち上げるのも難しいほど重いマンホール。購入した人はどのように使っているのでしょうか。 購入者の一人は、自宅の敷地に設置した屋外の薪ストーブの“土台”として活用していました。
また別の購入者は、高校生の娘が大のマンホール好きだったことがきっかけでした。父親が「本物が売られている」と伝えたところ、入札を依頼され、見事落札。実物を手にした娘は、大満足の様子だったということです。 2026年3月26日放送


