愛知県内を中心に9月に開かれる「アジア競技大会」で、大規模な国際大会としては初めて、選手団の宿泊施設の拠点にクルーズ船が選ばれました。 23日に内部が初公開されました。
全長約290m、総トン数約11万4千トンの大型客船「コスタ セレーナ」。
イタリア生まれのクルーズ船で、今年9月から愛知県内を中心に開催される「アジア競技大会」の選手団の宿泊施設として使用されます。
当初は選手村の建設が予定されていましたが、資材の高騰などを受け断念。
大規模な国際大会では初めて、クルーズ船が宿泊施設に使われることになりました。
約4000人が宿泊予定

気になるその内部は――。
「客室にはソファやベッドがあり、まるでホテルのような空間です」(記者)
客室は1500室あり、アジア大会の選手らが延べ4000人ほど宿泊する見込みです。
ベッドのほか、洗面台やシャワーも完備。
部屋によっては、海が見えるバルコニー付きの客室もあるということです。
「船にはフィットネスジムもあり、運動器具がずらりと並んでいます。目の前には大海原が広がっていて、心もリフレッシュされそうです」(記者)
選手たちがコンディションを調整するトレーニングジムも、もちろん完備されています。
そして、パフォーマンスを発揮するために大事な「食事面」。
船内には3カ所のダイニングホールがあり、約2500席が設けられています。
中には、ビュッフェレストランもあるということです。
視察のアスリート委員は高評価

23日は大会のアスリート委員が船内を視察。
選手の宿泊施設として、どのように感じたのでしょうか。
「私は体が大きいので、どれくらいスペースがあるのかなと思い視察したが、スペースが思ったよりもあって、広々しているなと」(愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会 アスリート委員 荒木絵里香さん)
「ダイニングホールやデッキとか、アスリートたちが競技を超えて交流する、笑顔あふれる場所というのが目に見えてきました」(アスリート委員 小塚崇彦さん)
概ね高評価のようですが、課題もあるようです。
「競技によっては大きな荷物があり、収納しなくてはいけない。競技会場やそれ以外のスペースも活用し、連携しながら、さらに選手たちが快適に過ごせる環境を作っていきたい」(アスリート委員 谷本歩実 委員長)
クルーズ船は大会開催期間を含む9月15日から10月6日の22日間、名古屋港金城ふ頭に停泊し、アジア大会の選手たちを支えます。


