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大雨の前から止水板が故障 水没した三重・四日市市の地下駐車場 名古屋市でも止水板の点検へ

09.19(金)16:28
1週間前の記録的な大雨で、200台以上の車が浸水した三重県四日市市の地下駐車場。大雨の前から、止水板が故障していたことがわかりました。
「止水板が、大雨の前から壊れていたということです。(現在は)大雨に向けて土のうが積まれています」(羽島有哉 記者)
国交省によりますと、浸水した三重県四日市市の駐車場には、車の出入り口が3カ所あり、浸水を防ぐ電動式の「止水板」が設置されていましたが、そのうち国道側の2カ所の止水板は、大雨の前から故障していたことがわかりました。
故障が起きた時期や原因については現在、調査を行っているということです。
また、残る1カ所の車の出入り口と手動で止水板を設置する歩行者の出入り口7カ所については、急激な浸水だったため、設置が間に合わなかったということです。
国交省は今回の被害を受けて、市などと連携して有識者委員会を設置し、大雨時の対応手順や水の侵入を防ぐ対策の強化を検討していくとしています。
名古屋市でも急きょ止水板を点検へ

四日市市の浸水被害を受け、名古屋市が運営する地下駐車場でも、急きょ止水板の点検をすることが分かりました。
止水板の確認を行うのは、市が管轄する「大曽根駐車場」「池下駐車場」「吹上駐車場」「久屋駐車場」「古沢公園駐車場」の五つの駐車場です。
これらは、毎年の梅雨の前などに実際に動くかなど点検をしていますが、今回、改めて実施を決めました。日程は調整中です。