工具の使い方や寿司の握り方など…高校生のキャリア選びのため仕事体験イベント 約500人の生徒が参加

　名古屋市千種区の「吹上ホール」で2025年6月3日、高校生向けの職業体験会が開かれ、およそ500人の生徒が参加しました。 　高卒での就職を巡っては、2024年度の求人倍率が全国平均で過去最高となりましたが、7月の就活解禁後、9月までに1社だけを選んで応募するのが一般的で、職業選択の時間が十分に確保できないことが課題です。 　仕事内容の説明に加え、住宅メーカーのブースでは工具の使い方を、すしチェーンでは寿司の握り方を体験するなどして、業界や職種選びの参考にしていました。 高校1年生： 「実際にやってみた方が実感が湧いた」 高校3年生： 「（進路は）進学かなとは思っています。でもめっちゃ悩み中。（このイベントは）すごくいいと思います」 別の高校3年生： 「進路の幅が広がるかなと思います」 　主催者は、「企業のビジョンや生の声を聞き、ミスマッチをなくしてほしい」としています。