盗撮教員グループ“全員”摘発 7人目の教諭「ロリコンにとってはお宝みたいなもの」

児童の盗撮画像などを共有していた教員のグループ。6日、岡山県の小学校教諭が逮捕され、メンバー“全員”の摘発となりました。ほかのメンバーの逮捕後も、画像を所持していて、「お宝みたいなもの」などと話しているということです。

6日午後11時半ごろ、愛知県警熱田警察署。
記者:「盗撮教員グループ7人目の男が警察署から出てきました」
うつむきながら出てきたのは、岡山県の小学校教諭・甲斐海月容疑者(27)。
教育現場を揺るがした事件発覚から約5か月。最後の1人が逮捕されました。
女子児童が着替えをする動画1点を自宅で所持したとして、6日逮捕された甲斐容疑者。
他のメンバーの逮捕後も盗撮動画を所持し続けていたとみられています。

一連の事件をめぐっては、名古屋市の元教諭・森山勇二被告らあわせて6人がすでに起訴されています。
警察の調べに対し、甲斐容疑者は「私のようなロリコンにとってはお宝みたいなものなので処分するのが惜しくなり持っていた」などと供述。
また、甲斐容疑者は当初、自身の盗撮行為についても認めていましたが、その後一転、「盗撮をしたことは一度もありません」などと供述しているということです。
他の被告らの供述も徐々に明らかに…。
森山被告は「秘密を共有することができる喜びを得たかった」、小瀬村被告は「盗撮したものをグループに提供することで仲間がどんな反応をするのか見たかった」などと供述しているということです。

そうした中、7日、名古屋市は教諭らが女子児童の盗撮画像などをSNSで共有していたとされる事件を受けて、再発防止策を検討するチームを発足させました。
杉浦弘昌 教育長:
「きょういただいた意見をもとに、対策を考えていくのですが、その中で直ちに取り組めるものがあれば、順次対応をしてまいりたいと思います」
教育委員会や学校は子どもたちを守るため対策を模索しています。





