【大雪情報】今季最強“冬将軍”襲来 北日本〜西日本で大雪に いつどこで降る？ 数日間日本の上空に居座り影響長引くおそれ 最新の雪シミュレーション

この冬一番の強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定な状態が続いています。気象庁は8日ごろにかけて、北日本〜西日本で大雪や暴風雪、高波に警戒するよう呼びかけています。

【画像で見る】いつどこで雪が降る？“今季最強寒波”襲来 最新の雪シミュレーション

この“今季最強寒波”は、数日にわたって日本付近に居座る予定で、広い範囲で長時間大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。

まず、寒気の予想です。

上空1500m付近で-6℃以下の寒気は、平地でも雪になる目安の寒気で、すっぽりと日本列島を覆っています。

今回の寒波は「長い」のが特徴で、週末まで日本の上空に居座る可能性があります。

特に週末は、再び上空5500m付近で、－42℃以下という強烈な寒気が北日本にかかります。いわゆる「冬将軍」で今シーズンで最も強い寒気で、大気のバランスがかなり悪くなり、雪雲も発達し一気に積雪が増える所がある見込みです。

また、平地でも大雪になる所がある見込みで、現段階で出ている雪と雨のシミュレーションでは、帯状の雪雲のJPCZ（日本海寒帯気団収束帯）が北陸にかかり、活発な雪雲が流れ込みやすくなります。この雲の帯がかかると、積雪が急増し、災害級の大雪になってもおかしくありません。

【雪の予想】
5日午前6時～6日午前6時までに予想される24時間降雪量（多い所）
北海道地方　　　　　　５０センチ
東北地方　　　　　　１００センチ
北陸地方　　　　　　１００センチ
東海地方　　　　　　　７０センチ
近畿地方　　　　　　　７０センチ
中国地方　　　　　　　５０センチ
四国地方　　　　　　　４０センチ
九州北部地方　　　　　５０センチ
九州南部　　　　　　　１５センチ

6日午前6時～7日午前6時までに予想される24時間降雪量（多い所）
北海道地方　　　　　５０センチ
東北地方　　　　　　７０センチ
北陸地方　　　　　　７０センチ
東海地方　　　　　　５０センチ
近畿地方　　　　　　５０センチ
中国地方　　　　　　４０センチ
四国地方　　　　　　２０センチ
九州北部地方　　　　２０センチ
九州南部　　　　　　　５センチ

7日午前6時～8日午前6時までに予想される24時間降雪量（多い所）
北海道地方　　　　　３０センチ
東北地方　　　　　　７０センチ
北陸地方　　　　　　７０センチ
東海地方　　　　　　７０センチ
近畿地方　　　　　　７０センチ
中国地方　　　　　　５０センチ
四国地方　　　　　　３０センチ

特に8日頃まで、大雪に警戒が」必要になり、北日本～東日本の日本海側を中心に断続的に雪が降り、積雪がさらに多くなる所がある見込みです。

また、名古屋では雪マークはついていなくても、7日（金）～8日（土）には風向き次第で雪が降る可能性があります。普段雪が降らない地域では、少しの雪でも影響が大きくなるので、最新の気象情報にご注意下さい。

気象庁は、大雪や暴風雪、高波に警戒し、着雪やなだれに注意するよう呼びかけています。