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救急車が“インロック”で遅延 患者を19分間搬送できず 愛知・犬山市

04.22(火)17:44
一刻を争う現場でまさかの事態です。愛知県犬山市の救急車が現場で一時搬送することができなくなりました。その理由は「インロック」。いったい何があったのでしょうか。

18日の午後6時半過ぎ。愛知県犬山市の50代女性からの救急要請を受け、出動した現場で女性を救急車に乗せようとしたところ、インロック、鍵がしまった状態になっていたのです。
現場に持って行くというスペアキーで鍵を開けようとしますが、このときは資機材と共に車の中に…。

犬山市消防本部 安藤和重 署長:
「 患者を救急車の中に収容する前に、不必要な資機材を先に救急車に収容しようということで、資機材を中にしまった」
Q.スペアキーは外に持っておかないと意味がない
「そうですね…」

救急隊員は、スペアキーを持ってきてもらうよう連絡をしますが、ここでもトラブルが。
救急車がいる現場ではなく、搬送を予定していた病院にスペアキーを届けてしまったのです。
救急要請をした50代女性には発熱などの症状があったということですが、スペアキーが届くまで外で待つことになりました。
結局、スペアキーが届けられたのは依頼してから19分後になったといいます。女性は命に別条はなく、遅延に伴う症状の悪化もなかったということです。

今回の事態、そもそも救急車はなぜロックされたのか。
犬山市消防本部 安藤和重 署長:
「どういう状況でインロックしたのかなと思いました。早速、救急車の点検に出しまして検査しましたが、原因がつかめない」
犬山市消防本部は、新たに2つのスペアキーを隊員2人に持たせるなど再発防止に努めるとしています。