名古屋大学応援団が伊勢路で復活のエール 現役学生12人に留学生も参加 2日の全日本大学駅伝

11月2日の全日本大学駅伝に、名古屋大学の陸上部が出場します。沿道からは、長い間活動を休止していた応援団が復活のエールを送ります。
 名古屋市千種区の名古屋大学学生会館で声を張り上げる学生たち。名古屋大学応援団です。
「他の大学の応援団はもちろん歴史があると思うんですけど、そこに負けないくらいの声量と熱意で応援して、駅伝を走っているランナーを後押ししたい」(名古屋大学応援団 団長 堀田飛龍さん)
 名古屋大学陸上部は、11月2日に行われる全日本大学駅伝に出場します。出場する選手は応援団について…。
「名大は応援団がないっていうのは少し寂しい部分を感じていた。やっぱりうれしいという気持ちが一番強いかなというのと、自分たちを大学として応援してくれる組織があるというのはものすごく力になるし、うれしい」(名古屋大学陸上部 長距離パート長 加藤太一さん)
OBも現役団員をサポート

 名古屋大学応援団は、1962年に結成。ピーク時には約50人が所属していました。
 しかし、団員がゼロという時期もありました。
「おそらく今から約12~13年前で0人という感じだったと思う。起死回生の何かがあれば、もう一回復活できるんじゃないかと思っていました」(名古屋大学応援団OB 浅見喜広さん)
 応援団は2024年の夏、東海地方で行われた大学の対抗戦を機に活動を再開。現在は現役学生の団員は12人です。日々の練習では、OBもサポートしています。
「たまたま近くにいる状況だったので、私とかOBが集まって、本当に一から部活作るみたいな感じでやってきた」(浅見さん)
 全日本大学駅伝に向けて、週に3回の練習を続けてきました。復活する名古屋大学応援団には、留学生の姿も。チアリーダーとして声援を送ります。
「これまで活動してきて初めての全国大会に臨むので、まずは全国に名古屋大学応援団が復活したぞというのを知らしめて、そして名大がいい順位をとれるように頑張って応援します」(団長の堀田さん)
「駅伝は特に気持ちで走る部分が強いので、応援があるかないかでメンタルの部分で強い影響を受けると感じる。全日本大学駅伝では、非関東勢の中で最も良い走りができるよう全力で挑みたいと思う」(陸上部の加藤さん)
 伊勢路を走る名古屋大学陸上部を、復活した応援団が後押しします。





