10月24日に閉幕したアジアパラ競技大会。今回の大会で、日本が獲得したメダル総数は186個、金メダルは64個と過去最多を記録しました。

車いすテニスでは愛知県一宮市出身の小田凱人選手(20)が大活躍。男子シングルスで金メダルを獲得し、大会2連覇を達成しました。
そして、男子ダブルスでも金メダル、世界王者が地元で実力を見せつけました。
小田凱人 選手:
「悩んでる子たちとか病気に限らず、全ジャンルでいると思う。全部、絶対、自分次第で変えられる」
シングルス優勝直後のイベントでは、小田選手を一目見ようとたくさんの人たちが。
小田凱人 選手:
「金メダル2つとれて、地元にいる感じがしてうれしい」

そんな地元スターの次なる目標は。
小田凱人 選手:「ロスパラリンピック金」
アジアパラ大会を弾みに2年後、世界の舞台に挑みます。

パラスポーツ大会ならではの競技もありました。
的となる白い球にいかに近づけられるかを競う「ボッチャ」。高橋和樹選手(46)が魅せました。
密集したボールに乗り上げさせるスゴ技で、見事、銅メダルを獲得しました。

前回大会を超える、186個のメダルを獲得した日本。中でも、パラ水泳は全競技の中で、最多のメダル数71個に。
レジェンド・鈴木孝幸選手が、3個金メダルを獲得するなど、日本勢の躍進に貢献しました。

パラ水泳選手たちを後押ししていたのは、多様性を認め合う「共生社会」を学ぼうと、会場を訪れた名古屋市内の小学4年生。
日本勢も続々と登場し、応援の熱狂も最高潮に達します。
県内の約450校、約6万6000人の児童生徒が招待され試合を観戦。記録と同時に、子どもたちの記憶にも残る大会となりました。
また、愛知県によると、テレビとネット配信を合わせのべ260万人以上が競技を視聴したということです。

そして、今大会の開催に合わせ、会場周辺の歩道を整備するなどバリアフリー化を推進。こうした環境整備や大会運営について、各国の選手たちの評価は?
パラ陸上 中国代表選手:「Nagoya is very good!」
ボッチャ 韓国代表選手:「道がきれいで移動に不便がなく、安心して動くことができました」
ボッチャ カザフスタン代表選手:「どこに行っても温かい笑顔で迎えてくれました」

滞在中にしっかりと観光を満喫した選手も。
パラパワーリフティング キルギス代表選手:
「街を見て回り、水族館にも行き、“選手村”ではコンサートが開催されていました。ここでの生活は本当に快適で、できるならこのまま日本に残りたいぐらい」
みなさん、名古屋の街を気に入ってくれた様子。

一方、大会運営については国歌の取り違いがアジア大会に続きアジアパラ大会では3件発生。表彰式のやり直しを行う事態も。
組織委員会の会長をつとめた大村知事は…。
愛知県 大村秀章 知事:
「(ミスの認識は)事実上は1件。5秒で気づいて中国国歌に切り替えた。ミスはあったが、トラブルにはなっていない。ご納得いただいている」
他の取り違いについては、別の表彰式の国歌を流してしまったと説明しました。
愛知県 大村秀章 知事:
「下請け会社がミスをした。われわれとしては極めて遺憾で、再発防止のために文書を出している」
■超応援団長・西川貴教さんが見たアジアパラ大会

45の国と地域から約4000人の選手団が参加し、27の世界記録と81のアジア記録が生まれた今大会。
閉会式は、「違うまま、一緒に。」をテーマに行われ、踊りと音楽で戦いを終えた選手らをねぎらいました。
大会中、超人たちのプレーにたくさんの観客が熱狂した中、中京テレビの「アジアパラ競技大会 超応援団長」の西川貴教さんも全力で応援。
超応援団長として見た今回のアジアパラ大会はー。
西川貴教さん:
「ルールの難しさだったりとか、どう応援したらいいんだろう?とか、そんなことどうでもいいっすよ。頑張ってる人たちの笑顔とそれを一人でも多くの人が応援する。それだけでもっともっと、いろんな壁って超えられる。それをすごく僕は感じることができたので、僕ら自身も自分で勝手に限界を決めちゃいけない。超える瞬間ってこれなんだと改めて感じさせてもらった」


