
半分程浸かりつつ走るスポーツカーも…17日の東海3県は大雨により各地で冠水 桑名市は3時間降水量で過去最大に


東海地方は7月17日、各地で非常に激しい雨が降り、道路の冠水などが相次ぎました。雨は降り続いていて、土砂災害などに警戒が必要です。
■名鉄津島駅付近で冠水 膝下まで浸かるほどに…
東海地方は17日、各地で激しい雨となりました。愛知県津島市では午後2時ごろ、降り続いた雨で道路が冠水し、膝下まで水に浸かりながら歩く人もいました。

また、スポーツカーが半分ほど沈みながら、波しぶきを立てて走る様子も確認できました。 名鉄津島駅近くの呉服店では、店の目前まで濁った水が迫っていました。 八村呉服店の高木慎太郎さん: 「ちょっと低い土地なので、特に津島駅の近くが。これくらいの雨が降るとたまりやすいので、この後続かないことを祈る」
■観測史上最大の降水量を記録した三重県桑名市
三重県桑名市では、午後1時過ぎまでの3時間の降水量が、観測史上最大の144.5ミリを記録しました。 国道258号線の下のアンダーパスは水に浸かり、車が通れなくなっていました。

住宅街では、屋根の上にサルがいました。雨宿りに来たのでしょうか。

松阪市では、降り続く雨の影響で百々川が増水しました。水があふれ、田んぼと道路の境目がわからなくなっている場所もありました。

大紀町の国道260号線では、道路脇の斜面がおよそ10メートルほど崩れ、車線をふさぎました。ケガ人はいませんでした。
■東海地方は今後も注意 雷を伴った非常に激しい雨も
岐阜市でも、午後2時すぎまでの3時間の降水量が、7月の観測史上最大となる127.5ミリを記録しました。 地下駐車場には水が流れ込まないように水止め板が設置されたほか、冠水した横断歩道を渡ろうとした自転車が倒れるなどしていました。

住民: 「すごいなと思って驚いています。ちょっと怖かったですね、目の前で車が事故したのを見たので」 気象庁によりますと、東海地方はこの後、夜のはじめごろまで雷を伴った非常に激しい雨が降るところがあります。 予想される1時間の雨量は多いところで愛知と岐阜で50ミリ、三重で40ミリとなっていて、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。