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石川県で最大震度5弱の地震 専門家「元日の地震と別の断層か」 夜に起きる地震への備えを
11.27(水)16:25
26日夜、石川県で最大震度5弱の地震が発生し東海3県でも揺れを観測しました。夜に起きる地震への備えとは――。
今回の地震の特徴について、愛知工業大学地域防災研究センター横田崇センター長に話を聞きました。
「今回の地震は1月の能登半島地震の震源域の中ではなく、少し離れた西側。別の地震が起きたとも考えられる。新しい場所で地震が起きた、いつ起こるかわからない地震に備えておく。もうひとつは能登半島地震がひとつのトリガーとなり、この地域全体の活動を高めている」(横田崇センター長)
東海3県では、岐阜県高山市、下呂市、飛騨市などで震度3。
岐阜市、名古屋市、津市などで震度2と、広い範囲で揺れましたが、東海3県では被害は確認されていません。
「地震はいつどこで起こるか予測できないので、日頃から備えをしてもらうことが大事。特に家具の固定や感震ブレーカーの設置など南海トラフ地震の前に直下型の地震が起こる可能性もあるので、南海トラフ地震に備えると同時に直下型の地震にも備える必要がある」(横田崇センター長)
今回は夜遅い時間の地震でした。横田さんは「夜の地震への対策」を確認するよう呼びかけています。
「暗い中ではガラスが壊れていたり、物が飛散したりしてそれを踏んでけがをすることや転んでけがをすることもあるので、十分に足元に注意してスリッパを履く事が大事。懐中電灯を用意して足元を照らして心を落ち着けて避難することが大事」(横田崇センター長)