愛知県常滑市でカーボンニュートラルに関する展示会が始まりました。来場者50人にアンケートを行ったところ、8割以上がカーボンニュートラルの取り組みを始めていました。
アイチ スカイ エキスポで6月4日に始まったのは、カーボンニュートラルをテーマにした展示会「アクシア・エキスポ」です。国内外から271の企業や団体が出展し、会場には二酸化炭素を出さない電動モビリティや核融合発電の展示が並びます。
カーボンニュートラルは二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにしようという考え方です。火力発電を再生可能エネルギーに切り替えたり、省エネを徹底したりすることで、温室効果ガスの排出量を減らすとともに、植林や二酸化炭素の回収技術などで吸収量を増やして、温室効果ガスの差し引きゼロを目指します。来場者にカーボンニュートラルの取り組みをしているか聞いてみると。
来場者:
「取り組んでいます」
「何もしていない」
50人にアンケートを取った結果、取り組みをしていると答えたのは43人、取り組みをしていないと答えたのは7人でした。この結果について展示会の担当者は。
AXIA EXPO 林英雄実行委員長:
「思ったより多いなと思った。私のイメージだともうちょっと『していない』という人が多いと思ったが、カーボンニュートラルへの意識の高まりが結果に出ているのではないかと思う」
取り組みをしていると答えた人は。
日用品メーカー:
「カミソリだとハンドル(持ち手)に家電由来の再生材を使ったり、パッケージの透明な箱にペットボトル由来の再生材を使うことなどを進めている」
リサイクル会社:
「太陽光とか風力で発電した電気を購入している」
一方、取り組みをしていないと答えた人は。
IT企業:
「車関係の開発や、ウェブ系の開発をメインで行なっているので、現状、カーボンニュートラルと接点がないが、こういった展示会でもっと情報収集して勉強できたら」
工業炉メーカー:
「小さな会社なので、そこまで追いついていない。理由はコストがかかるのが1番だが、どういう取り組みをすればカーボンニュートラルに貢献できるのかが明確になっていない」
こちらの男性は会場を回る中で、「断熱材」なら導入できるかもと感じたそうです。断熱材のブースに行ってみると、「実験中」の文字が。白熱電球の光を素材が違う屋根にあて、建物内の気温を比べていました。一般的な素材の屋根の場合、室内温度は33.1度。一方、発泡ウレタンでコーティングした屋根では、26.5度。6度以上の差があります。
担当者:
「室内温度が4度、5度下がることによって、エアコンの電気代を抑えられる」
担当者によりますと、カーボンニュートラルへの関心の高まりから断熱性の高い屋根材の他にも太陽光発電パネルの発注も増えているということです。この展示会は6月5日までです。


