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将棋・藤井聡太七冠のタイトル防衛がかかる名人戦第4局 1日目は「千日手」成立で18日に指し直しへ

05.17(土)22:38
将棋の藤井聡太七冠のタイトル防衛がかかる名人戦七番勝負の第4局は、1日目に膠着状態となり、「千日手」が成立しました。18日、先手と後手を入れ替え、指し直し局が行われます。
藤井聡太七冠に永瀬拓矢九段が挑戦している今期の名人戦七番勝負は、ここまで藤井七冠が開幕から3連勝でタイトル防衛に王手をかけています。
第4局は、大分県の宇佐神宮で17日午前9時、藤井七冠の先手で始まりましたが、序盤で早くも局面が行き詰まります。
そして午後5時すぎ…。
「千日手になりました。千日手になった時間もあり、規定により、きょうは対局はもう行いません」(立会人・谷川浩司十七世名人)
戦況が膠着し、盤面に同じ局面が4回現れる「千日手」が成立。対局は、先手番と後手番を交替して仕切り直すことになりました。
「少し誤算があった。千日手は先手番なので、本意ではないが、やむを得ない形になってしまったかなという感じがした」(藤井聡太七冠)
「後手番が千日手を目指すことは自然な印象ではある」(永瀬拓矢九段)
千日手によって、一般的に有利といわれる先手番を手放すことになった藤井七冠。
18日は、永瀬九段より2時間半以上少ない持ち時間で対局に臨むことになります。
指し直しとなった名人戦第4局は、18日午前9時から始まり、夜に勝敗が決まる見通しです。