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名古屋市の観光プロモーション事業を巡る贈収賄事件 元担当課長に有罪判決

09.04(木)18:26
名古屋市の観光プロモーション事業を巡る贈収賄事件で、収賄の罪に問われている元担当課長の男に、名古屋地裁は有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、名古屋市観光交流部の元担当課長、大塚勝樹被告は、2023年3月から2024年12月にかけて、市の観光プロモーション事業を発注する見返りに、広告会社「ニック」の役員、桑原清美被告から現金約28万円を受け取り、約14万円の預かり金の返還を免れた収賄の罪に問われています。
これまでの裁判で大塚被告は、起訴内容を認めていて、検察側は、懲役1年6か月と追徴金約43万円を求刑し、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めていました。
4日の判決公判で名古屋地裁の森島聡裁判官は、「市民からの信頼を大きく損ねていて、公務員としての自覚が欠如している」などとして、懲役1年6か月、執行猶予3年、追徴金43万3120円の判決を言い渡しました。
一方、贈賄の罪に問われている桑原被告の判決は、9月17日に言い渡される予定です。