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「スマホ1日2時間」目安にする条例案に市内外から反響 反対意見の割合が9割から5割に減少 愛知・豊明市

09.05(金)18:44
愛知県豊明市の議会に提出された、余暇時間でのスマホなどの使用時間を1日2時間以内を目安とする条例案について、市は市内外から寄せられる反対意見の割合が減少していることを明らかにしました。
仕事や勉強以外のスマホなどの使用を、全市民を対象に2時間以内を目安とする条例案が出されている豊明市の市議会で5日、条例案に関する質疑が行われました。
啓発活動などをするのではなく、罰則のない条例案を制定することの必要性などについて、4人の議員が市に説明を求めました。
小浮正典市長は、各家庭でスマホの使用方法を考え直すきっかけを作りたかったとして「議会を通して市民に出す強いメッセージとして受け止めてほしい。」と答えました。
また、市内外から反発の声があったことについて市長は、「当初寄せられた電話やメールのうち9割が反対意見だったが、条例案の内容への誤解によるものが多かった」と説明しました。
条例案の提出後は、賛成と反対の意見は半々だとし、「正しい理解が進んだのでは」としています。
■豊明市・小浮正典市長
「スマートフォンの過剰使用の問題は恐らく全国的な問題だと思うので、今後全国的な議論につながることを期待しています。」
条例案では子どもの睡眠時間を確保することを目的に、小学生以下は午後9時以降、中学生以上の未成年は、午後10時以降の使用を控えるよう促しています。
今後、小中学生と市長が直接対談する機会を設け、子どもの意見を聞きたいとしています。
条例案の採決は9月22日に行われます。