愛知と三重に出ていた津波注意報解除 今後1日程度は若干の海面変動が続く可能性

07.31(木)12:01
30日ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した、マグニチュード8.7の地震の影響で、東海地方に出ていた津波注意報は、31日午前解除されました。

ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した地震の影響で、30日午前愛知外海や三重南部など太平洋側の広い範囲に発令された津波警報は30日午後6時半に注意報に変わり、31日午前10時45分解除されました。

これを受け、30日0.4mの津波を観測した三重県尾鷲市や鳥羽市など、三重県内4つの市町に出ていた避難指示も解除されました。
また、津波警報から注意報に切り替わったあとに、愛知県田原市では0.5メートルという最大の高さの津波を観測しましたが、注意報が解除されたことをうけ、避難所を閉鎖しました。

今回の津波の影響で、東海地方では30日、熊野市甫母町で津波警報が発表中に、避難のため車で移動していた58歳の女性が約30メートルの道路脇の崖から転落し死亡が確認されています。
また、伊勢湾フェリーが鳥羽発、伊良湖発のそれぞれ始発便から運航を見合わせていましたが31日正午に、再開する見込みだということです。
ただ気象庁は、津波注意報が解除された地域でも、今後も1日程度は、若干の海面変動が続く可能性があるとしています。