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反則金を納めないと刑事罰の「青切符」 来年4月から自転車にも拡大 対象の交通違反は113項目に

05.02(金)16:43
交通違反をした際に反則金を納めるよう通告する「青切符」について、警察は来年4月から自転車にも拡大する方針を固めました。対象となる違反行為は100以上。注意が必要です。
名古屋市中区の交差点で1日、自転車を対象にした安全運転の指導・取り締まりが行われました。
来年4月から自転車にも導入される方針となった「青切符」は、反則金を納めれば刑事罰を免れるもので、16歳以上が対象になります。
反則金は原付バイクと同じ水準で、スマホなどを使用しながらの「ながら運転」は1万2000円。逆走や信号無視は6000円。一時停止を無視した場合は5000円など、対象となる交通違反は113項目にのぼります。
「ながらスマホとかで事故も多いですし、そうなるのは自然な流れだと思います。自動車免許のように教習所に行って習ったわけじゃないので、知らない間に反則してしまうことはあるのではないかと思います」(自転車利用者)
「反則金1万2000円は高いので、気を付けようと思います」(自転車利用者)
携帯電話を操作中の重大事故が急増

警察によりますと、「警告に従わずに違反を継続した場合」や「歩行者などに具体的な危険を生じさせた場合」などが「青切符」の対象となるということです。
罰則が強化される背景には、自転車事故の増加があります。
特に携帯電話を操作しながらの重大事故の件数は10年前と比べ、約5倍に増加しています。
「通行区分違反や信号無視、ながらスマホや一時不停止などの違反が多くなっています。交通事故全体の発生件数が減少傾向にある中で、自転車が関連する交通事故が増加傾向にありますので、ぜひ関心を高く持っていただき、自転車の安全な利用に努めていただきたい」(愛知県警 交通事故対策室 森本正樹さん)