YouTubeでキャラ芸はいばらの道!?昭和の雰囲気を活かしたコントで、あぁ~しらきが躍進を狙う!
悩めるYouTubeクリエイターを相手に、プロ集団がガチコンサルする『辛口クリエイター塾』。超人気ゲーム実況者、YouTubeアナリスト、YouTubeプロデューサーといった専門家ぞろいのレギュラー講師陣のほか、元テレビ東京の高橋弘樹がゲスト講師として集まり、相談者のチャンネルV字回復に向けて辛口アドバイスをしていきます。
第9回目の相談者は、『女芸人No.1決定戦 THE W 2018』ファイナリストのあぁ~しらき。自身のネタ動画や芸人とのコラボ動画、ゲーム配信など、幅広いジャンルの動画をアップしているものの伸び悩んでいるという相談です。キャラ芸人がぶつかるYouTubeの壁に、講師陣からは新しいキャラコンテンツの提案も!
【File.27】クリック率を高めるには、動画を見たいと思わせるサムネイルづくりが大切
昭和の雰囲気が漂うピン芸が特徴のあぁ~しらき。2019年4月に自身のYouTubeチャンネル「あぁーしらきチャンネル」を開設し、ネタ動画や芸人とのコラボ動画を中心に、ゲーム配信なども行っています。
現在のチャンネル登録者数は5,450人で、547本の動画が投稿されています(2023年4月26日時点)。
テレビに出ることを第一目標としながら、YouTubeを収益化して、生活に困らないようにしたいというあぁ~しらき。YouTubeを“プレゼンの場”として活用していきたいのだとか。
マンガ・アニメ系YouTubeプロデューサー石黒から、「一言で言うと、どんなチャンネル?」と聞かれると、あぁ~しらきは「手広くやりすぎたチャンネル」と答えます。さまざまなジャンルに挑戦した結果疲れてしまい、手っ取り早く撮影ができるゲーム実況の生配信だけは、ストレスなく続けられているそう。
そのほか、主婦の顔も持つあぁ~しらきが、アイロンがけをしながらフリートークをする生配信も行っているようです。ゲーム配信よりもアイロンがけ視聴者数が多く、講師陣も驚いた様子。
アナリティクスを見ると、インプレッションのクリック率(=動画のサムネイルが表示された回数に対してクリックされた確立)が低いことが判明!その原因について、YouTubeアナリストの関口ケントは、「サムネイルに魅力がないから」とズバリ指摘します。
一見きれいに見えるサムネイルでも、「見たい」と思わせるフックをサムネイルに盛り込む必要があるのだとか。
あぁ~しらき自身は、ストレスなく続けられるゲーム配信やメイク動画が楽しいと話します。それを聞いた人気ゲーム実況YouTuberのドズルは、「すごい差がある…」と思わず笑うのでした。
【File.28】視聴者との距離を近づけるコンテンツが成功の近道
元テレビ東京プロデューサーの高橋は、YouTubeは“素の自分”を見せることに対して相性がいいと分析します。キャラ芸人のままYouTubeをやる際の戦略について、関口はショート動画を勧めます。
石黒は、キャラ芸人がゲーム配信をするには乖離があるため、自分の強みを理解して正しい組み合わせを見つけることをアドバイス。高橋も、芸とテレビを一旦切り離して、YouTubeでウケることを考えるべきだと話します。
あぁ~しらきのYouTubeについて、ドズルからは「コンテンツを見ている感覚になって、YouTubeを見ている人との距離を感じる」という指摘が。持ち前のフリートーク力を活かして、距離を近づけるコンテンツが必要なのだとか。
さらに石黒は、テレビで受け入れられたキャラのまま、YouTubeで上手くいっている事例がないと分析。YouTubeに合った、自分で作れるキャラフォーマットを見つけるべきだと言います。
講師陣からのコメントに、あぁ~しらきは「難しい!」と声を上げます。悩める相談者に、講師陣からは今後のヒントも!
高橋は、昭和の空気が漂う芸風が令和の若者には斬新なものに見えるため、レトロさを打ち出してみるのも一案だと話します。
最近の傾向として、日常を舞台にしたあるある系コントが、TikTokやYouTubeショートと相性が良いと話す石黒。まずは、伸びているコントフォーマットの傾向を分析することが大切なのだとか。
現在のあぁ~しらきのキャラのままでは「アクが強すぎる」と指摘し、競合が少ないキャラを見つけることを勧めます。
昭和のお母さんや近所のおばさん風のキャラには、自信があるというあぁ~しらき。「韓国のキムチ作ってそう」とよく言われるようで、これには講師陣も大笑いします。
関口曰く、韓国系のコンテンツは強いため、「よく韓国ドラマに出てくる○○おばちゃんシリーズ」などを提案します。世間のニーズと自分の強みをかけ合わせることが、成功の秘訣のようです。
【File.29】YouTubeで成功するための戦略は「昭和の女シリーズ」!?
講師陣のアドバイスをもとに、ドズルはキャラコントで人を集め、得意なフリートークで人を定着させる戦略を提案します。
あぁ~しらき自身も、「昭和ですね!」と突破口を見つけたようです。
高橋からは、令和のテレビでは放送できない「昭和の女シリーズ」という新ジャンルのリクエストも。本人も、「たしかに見ちゃう」と興味津々のようです。
しかし、YouTubeからテレビへ進出できるかを講師陣に問いかけると、高橋からは「1回諦めてもらって…」と辛辣な意見が…。まだまだ道のりは長いようでした。
アフタートークでは、芸人のYouTube活動について語られる場面も。講師陣の本音が混じるトークとなりました!
『辛口クリエイター塾』
【地上波放送】
毎週火曜日 テレビ愛知 → 中京テレビ → CBCテレビ → 東海テレビ の順で放送!
詳しくは番組HPをご確認ください。
【配信】
放送の翌日水曜朝8時にLocipoでディレクターズカット版(アフタートークなど)を配信予定。
Locipoプレイリストはこちら
【番組HP】
https://locipo.jp/pr/karakuchi-creater/
【出演者】
レギュラー講師陣:ドズル、関口ケント、石黒燦
ゲスト講師:高橋弘樹
ゲスト:あぁ~しらき
※記事の内容は放送当時のものです。