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平泉成×佐野晶哉(Aぇ! group) 年の差58歳「明日を綴る写真館」対談 佐野「ひつまぶしが大好き!」平泉「若いっていいな...」

日本を代表する名優・平泉成さんが、キャリア60年にて初主演した 映画「明日を綴る写真館」が、6月7日(金)より全国公開!


年の差58歳、素直になれない2人が紡ぐ美しくて優しい感動作。原作は、あるた梨沙による同名漫画で、愛知県岡崎市撮影協力の下、秋山純監督が映像化。平泉さんが60年にわたる俳優人生で初めて主演を務め、その相手役を期待の次世代俳優・佐野晶哉さん(Aぇ! group)が務めます。そんな2人に、本作の見どころや撮影秘話、名古屋めしの魅力について対談してもらいました。


テーマは、誰もが抱える”想い残し”

  • 左から平泉成さん、佐野晶哉さん(Aぇ! group)


    映画「明日を綴る写真館」


平泉さんが演じるのは、さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島武治。佐野さんとは役と同じく58歳差とあり、撮影中は「若いっていいな」と感じていたそう。一方の佐野さんは、平泉さんにジェネレーションギャップを感じることなく、「(平泉さんは)気さくにお話してくださいました」と明かします。


撮影の舞台は、平泉さんの出身地である愛知・岡崎市。平泉さんは「岡崎城のそばを流れる川には何度も行きましたので、『懐かしいな〜』と思って見ていました」とコメント。


気鋭のカメラマン・五十嵐太一を演じた佐野さんは、役作りの一環としてカメラを持って散歩し、夜の岡崎城を撮影したそうで、「岡崎市は都会なのに、自然がとても多い。山が見えて川も流れているし、イルミネーションもたくさんあって、すごく素敵な場所でした」と笑顔で話します。


映画のテーマは、どうすることもできないまま誰もが抱える”想い残し”。自身の想い残しについて、佐野さんは「もっと早く洋服に興味を持っていればよかった」とコメント。


佐野さんによると、Aぇ! groupメンバーと後輩たちに”Aぇ! groupおしゃれランキング”のアンケートを取ったところ、佐野さんが最下位になってしまったそうで、「”ダサいキャラ”になってしまって。20歳になってからようやく『ファッションもちゃんとせなアカンな』と思うようになりましたが、ちょっと遅かったですね(笑)」とのこと。


平泉さんから「でも、(今日の格好は)いい雰囲気でね」とフォローされると、「今はピシッとしていますけど、普段がダサいので…」と苦笑いするシーンも。


「皆さん『成さんの初主演映画なら!』と愛をもって集まってくださったので…」

好きな“愛知のグルメ”についての話題になると、平泉さんは「ひつまぶし、手羽先、味噌カツ…いくらでもありますねぇ」とコメント。ひつまぶしが大好きという佐野さんは、「ライブで名古屋方面にお邪魔することが多いのですが、千秋楽を迎えた帰りの新幹線では、ご褒美としてひつまぶしのお弁当を食べます。その思い出も込みで、大好きな味です!」と目を輝かせます。


  • 左から佐藤浩市さん、佐野晶哉さん(Aぇ! group)、平泉成さん


    映画「明日を綴る写真館」佐藤浩市さんらも出演


映画には、芸歴60年を迎えた平泉さんを慕い、佐藤浩市さん、吉瀬美智子さん、高橋克典さん、田中健さん、美保純さん、赤井英和さん、黒木瞳さん、市毛良枝さんなど、豪華俳優陣も出演。佐野さんは「皆さん『成さんの初主演映画なら!』と愛をもって集まってくださったので…とにかく優しくて温かく、愛にあふれた素敵な映画です。誰もが共感できる作品になっているので、ぜひ劇場でご覧ください」と見どころを。


最後に、平泉さんが「Aぇ! groupでの佐野さんのパフォーマンスは本当に素晴らしい。この映画での佐野さんも素晴らしいので、ぜひ劇場に足をお運びください。1度といわず、3度も4度も観ていただけたらうれしいです」と語り、インタビューを締めくくりました。


映画「明日を綴る写真館」は、6月7日(金)より全国公開。


【出演】
平泉 成
佐野晶哉(Aぇ! group)
嘉島 陸 咲貴 ⽥中洸希 吉⽥ 玲 林⽥岬優
佐藤浩市 吉瀬美智⼦ ⾼橋克典 ⽥中 健 美保 純 ⾚井英和
⿊⽊ 瞳 / 市⽑良枝
・原作:あるた梨沙『明⽇を綴る写真館』(BRIDGE COMICS / KADOKAWA 刊)
・企画・監督・プロデュース:秋⼭ 純
・脚本:中井由梨⼦
・企画協⼒:PPM
・製作:ジュン・秋⼭クリエイティブ
・配給:アスミック・エース


【ストーリー】
誰もが抱えている人生の“想い残し”。私たちに出来ることは、まだある。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)。彼の写真に心を奪われた気鋭カメラマン・太一(佐野晶哉)は華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する――。