ディズニー&ピクサー映画最新作!『インサイド・ヘッド2』 新キャラ「シンパイ」の声を担当する多部未華子さんにインタビュー
8月1日(木)劇場公開となるディズニー&ピクサー映画最新作!『インサイドヘッド2』。
少女ライリーの頭の中。子どもの頃からライリーを見守っている「ヨロコビ」や「カナシミ」などの感情に加え、思春期を迎えたことで「シンパイ」「ハズカシ」「イイナー」「ダリィ」が現れ感情の嵐が巻き起こる。
今回はそんな大人の感情「シンパイ」の声を担当した多部未華子さんにインタビューさせてもらいました!私の頭の中は「ヨロコビ」100%です!
――「シンパイ」を演じていかがでしたか?
声で表現するというのは普段お芝居をするのとは違うジャンルなので難しかったのですが、「シンパイ」というキャラクターがとても個性的で独特なので、愛らしくチャーミングに届けば嬉しいなという気持ちでどういう風に声を当てたらいいかなと思いながら参加させていただきました。
――まさに愛らしくてファンになりました!
一番嬉しいです!その言葉が。
――どうやって声を当てていった?
全員別々で、私が声を録音した日は、他の声はまだ全部英語だったので、自分だけ日本語で、聞こえてくる声は英語です。
――完成したものを見たときはどうでした?
録音の時も、物語を把握してはいましたし、どういう方が声を担当されるかっていうことも把握はしていたんですけど、自分もどういう風に「シンパイ」というキャラクターを作っていけばいいかなって必死だったので、やっぱり冷静には見られなくて。なので、出来上がった作品を観て、驚きと感動がありました。自分自身のことも愛おしくなるというか、どの感情もなくてはならない存在で、必要で、何かが何かの感情を補ったり助け合って支え合いながら、でも自分は自分なんだなって、自分らしさを認めさせてくれるようなそういう物語にできているなと思って。
――特にお気に入りのシーンは?
ラストシーンに向けてみんなで喋るところがあるんですけど、一つ山を乗り越えてみんなで…っていうところが好きですし、全部と言ってしまったら全部なんですけど、やっぱりラストシーンが好きです。
――多部さんご自身の頭の中で司令塔になっている感情は?
えーなんだろう、「ヨロコビ」ですかね?
――どういうところでそう感じます?
……「ヨロコビ」じゃないかもしれない(笑)。
なんですかね~どれもバランスよくあるような気がします。
――「シンパイ」っていう感情はどうですか?
長い目で見た時の心配ってあんまりないんですけど、「これ持ったかな?」とか「これ持って行った方がいいかな?」とか、日々の小さい心配はポンポン出てくる方だと思います。
――色んなキャラクターが出てきますが、中でもお気に入りキャラクターは?
「イイナー」は見た目が可愛くて好きです。ずっと「いいなーいいなー」って思っていたら大変だろうなって思うけど、キャラクターとしてとっても愛らしいなと思います。
――多部さん自身が「いいなー」と思うことは?
友達が土日休みだったりするので、土日もお仕事が入っていたりすると「いいなー、休みたいなー」って思います。そういう小さい「いいなー」は沢山あります。
――今回は、ライリーが思春期を迎えての感情の変化が描かれていましたが、多部さん自身の思春期は?
ライリーに共感ばかりでした。自分ではコントロールしきれない心のざわつきみたいなことって私もあったなって思いましたし、中学生くらいからお仕事を始めて大人の環境に突然飛び込む形になったので、ライリーの先輩に対する思いとかもとても共感します。自分にもあったなって思います。
――その頃の多部さんはどういう感情で頭がいっぱいでしたか?
格好つけたいとか、ちょっと背伸びしたい、大人っぽく見られたいとか、こうやって答えたら子供っぽいって思われるかなとかそういうのを瞬時に頭の中で思っていただろうなって思います。
――『インサイドヘッド2』思春期の方の心に響くのでは?
もちろん思春期の10代の方は、まさに今起こっていることだと思うんですけど、心配とか恥ずかしいとか誰かのことを「いいなー」って思ったりとか、そういう感情って大人になってもずっと続く感情なので、思春期の方のみならず大人の方が観ても自分ってこういうこと今もあるなって思える作品だし、自分で自分のことを認めてあげたくなるような愛おしい作品になっているんじゃないかなと思います。
多部さんから皆さんへ
誰もが共感できる、そして感動できる温かい作品になっていると思います。
ぜひ映画館に足を運んでください!