シーホース三河・久保田義章選手、愛用のバッシュはニューバランス「こだわりはない。仕事道具」
愛知県刈谷市を拠点に活動するプロバスケットボールチーム「シーホース三河」。第一線で活躍する選手はどのようなバスケットボールシューズ(バッシュ)を履いてプレーしているのか。バッシュへの思いを語ってもらいます。今回は、2023年に加入した注目のポイントガード、久保田義章選手です。
ニューバランス「Fue Cell Two Wxy V4」を愛用
――久保田選手が愛用しているバッシュは?
「ニューバランスです。こだわりはなくて、モデルの名前も気にせず買いました。基本的にはデザインやカラーを重視して選んでいます。
ただ、カットの高さは気にしていますね。学生時代はローカットのシューズを好んで履いていましたが、プロになるとプレーの強度が高まって、足をひねりやすくなったんです。少し高めのバッシュを履きたいと思って、現在のミドルカットにしました」
――シーズン途中からニューバランスのバッシュを履くようになりましたね。きっかけは何ですか?
「以前はアディダスの『DAME8』という、NBA選手のデイミアン・リラードとアディダスがコラボしたモデルを履いていました。大好きなモデルでしたが、ある時販売されなくなったんです。それを機に、ニューバランスに切り替えましたね」
――「DAME8」は思い入れが強いんですね。
「そうですね。中でもDAME8 Sakuraが好きです。薄いピンク色で桜が描いてあって、バッシュ自体にも良い思い出があるので、お気に入りの1足です」
西田優大選手も履きこなすニューバランス
――西田優大選手も、ニューバランスのバッシュを履いていますね。
「買う前に(西田)優大に『履きやすい?』と聞きました。でも、とりあえず試してみようかな、と。ニューバランスは好きなカラーがたくさんあったので、『この色いいな!』と思ってすぐにネットで買いました」
――西田兄弟とカラーまで同じバッシュだった日がありました。事前に話し合っていたんですか?
「3人で決めたわけではないです。優大とはロッカーが近いので、『今週は何色のバッシュを履く?』と話していました。もしかしたら(西田)公陽が、遠くから聞いていたのかもしれないですね」
アウェー戦で持っていくのは1足のみ!
――アウェー戦では何足のバッシュを持っていきますか?
「1足ですね。土曜・日曜に試合があったとしても、持って行った1足でプレーします。荷物も少ないので、リュック1つと手持ちのバッグだけで向かいます」
――土曜の試合で靴が壊れるかもしれないのに?
「そんなこと、まったく考えていないです(笑)」
――ひもの通し方、ひもの締め方にこだわりはありますか?
「特にこだわりはないです。多くの選手はつま先のほうのひもをほどき直してから、ひもを結びますが、僕の場合は足首近くの2つのポイントをゆるめて縛って終わりですね」
――とても速いですね!
「ひもの通し方も、箱から取り出した当時のままです。結構、面倒くさがり屋なんですよ。ひもがよれていても関係ないです」
「バッシュは仕事道具」
――そんな久保田選手にとって、バッシュとはどんな存在ですか?
「仕事道具です。バッシュがあるからこそ、バスケットボールができる。それ以上でも、以下でもないです」
●久保田義章選手プロフィール
1997年生まれ、福岡県北九州市出身。2019-20シーズンは京都ハンナリーズで特別指定選手としてBリーグデビューを果たす。2020年~2023年は京都ハンナリーズに所属。その後シーホース三河に移籍し、2023-24シーズンからポイントガードとして活躍中。