愛知はフライングディスク発祥の地!? 小牧市の公園に現れるフライングディスクの凄腕レジェンドに会ってきた
愛知県小牧市の公園「市民四季の森」には、フライングディスク(フリスビー)を巧みに操る“レジェンドプレーヤー”が現れるそう! フライングディスクの奥深い世界と、競技の魅力を伝えるために奔走するレジェンドプレーヤーの取り組みを取材しました。
※「フリスビー」はアメリカ・ワムオー社の登録商標
愛知はフライングディスク発祥地!?
なんとフライングディスクには12種目(世界公認11種目 + 日本公認1種目)の競技が存在!
フライングディスクのルーツはアメリカですが、日本全国に広まるきっかけとなったのは愛知県です。名古屋市千種区にあった岩本商事がアメリカからフリスビーを輸入し、白川公園で全国大会を開催したことから少しずつ認知されるようになりました。
現在も12種目(世界公認11種目 + 日本公認1種目)の競技が行われていて、全国有数の競技人口を誇るなど、根強い人気が続いています。
指先でフライングディスクを操る“スゴオジ”発見!
レジェンドプレーヤーのディスクさばきに脱帽!
フライングディスクを指先で回しながら足の下をくぐらせる
全日本選手権で8回優勝した原科豊さん
小牧市の公園「市民四季の森」を訪れると、さっそくレジェンドがディスクを巧みに操っていました。半世紀にわたって競技の第一線で活躍してきたのが3人の“スゴオジ”です。3人とも、日本の「フリースタイル」競技をけん引してきた第一人者。特に赤い帽子をかぶった原科豊さんは、全日本選手権で8回優勝した実力を持つスペシャリストです。
減少した競技人口を復活させたい!レジェンドの熱意
日本未発売のフライングディスクを事務所内に展示
原科さんは定年後、実家を改装して愛知県フライングディスク協会の事務所を設立。広報活動や大会運営に携わり、競技の魅力を伝えています。「若者にフライングディスクを競技してもらいたい」との熱い思いが原科さんの原動力です。
かつては300人ほどの競技人口がいた「フリースタイル」のジャンルですが、現在は10人程度にまで激減。それでも原科さんは、競技復活を目指して奮闘中なんです!
神業に挑む! レジェンドプレーヤーの情熱
火が灯ったろうそくを消す神業に挑戦!
レジェンドの原科さんは、フライングディスクのスゴ技にも挑戦! ディスクの回転で10メートル先のロウソクの火を消すという離れ業にチャレンジします。
2時間以上も挑戦して、ようやく成功!
強風という最悪の条件でしたが、試行錯誤した結果、成功を収めました! 「フライングディスクで若い世代に夢を届けたい」という原科さんの思いが、届いたのかもしれません。
多彩なフライングディスク競技を観戦
フライングディスクを投げ合うだけだが、奥深い競技「ガッツ」
祖父江町体育館では、フライングディスクを使ったスポーツ「ガッツ」が開催されていました。5人1チームで相手の投げたディスクを片手でキャッチすると得点になる競技です。この日は全国8位のチームと1位のチームが激突! 前回大会の世界王者も参加し、白熱の試合が展開されました。
柔らかいクッション素材のディスクを使う「ドッジビー」の競技も登場。子どもの頃、楽しんだ人も多いのでは?
競技人口は約40人!話題の「ディスクゴルフ」
一般の方でも楽しめる、フライングディスク版のゴルフもあった!
実は小牧市の市民四季の森では、海外で人気急上昇中の「ディスクゴルフ」も楽しめます。ディスクゴルフは、バスケット型のゴールに向けてディスクを投げ入れ、その投数の少なさを競うスポーツです。
ディスクを投げてバスケットに入れる
全18ホールのコースがあり、池越えの67メートルの難所をはじめ、スリリングなショットも! 世界大会では75メートルのスーパーショットが飛び出し、観客が大興奮する場面もあります。億超えプレーヤーが存在するこの競技を、気軽に体験できます。
ディスク1つと広い場所があれば楽しめるフライングディスク。ぜひ家族や友人と楽しんでみてください!
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