名古屋のシンボル「ナナちゃん」にもう1体いた!?消えた「岩倉ナナちゃん」を追う!

名古屋駅前の待ち合わせスポットとして知られる「ナナちゃん人形」。名鉄百貨店前に立つ身長6メートルの巨大マネキンは、長年にわたり名古屋の街を見守ってきました。季節ごとの衣装替えでも親しまれ、今や“名古屋のシンボル”的な存在です。

しかし今回、取り上げるのは、そんなナナちゃんではなく“もう1体のナナちゃん”。その存在が噂されている愛知県岩倉市へ向かいました。

岩倉市に存在した“もうひとりのナナちゃん”

  • 昔、岩倉ナナちゃんは街のトレードマークになっていたという

    昔、岩倉ナナちゃんは街のトレードマークになっていたという

さっそく岩倉市で聞き込みを始めると、「昔、旧ユニー岩倉店にナナちゃんがいた」という証言が次々と出てきました。そこで訪ねたのが、いわくら観光振興会の木村さや香さん。実は木村さんも、この“岩倉ナナちゃん”を長年追い続けている人物でした。

さらに木村さんは、貴重な写真を保管していました。そこに写っていたのは、名古屋駅前のナナちゃんによく似た巨大マネキン。

  • 写真から分かる、あのナナちゃんにそっくりの佇まい

    写真から分かる、あのナナちゃんにそっくりの佇まい

特徴的な手の形までそっくりで、“岩倉にもナナちゃんがいた”ことは間違いなさそうです。

木村さんが“岩倉ナナちゃん探し”を続ける理由。それは、岩倉市に新たな観光資源を生み出したいという想いからでした。そこで今回番組も全面協力。その名も「消えた“岩倉ナナちゃん”を探せ!」プロジェクトが始動です。

“ナナちゃんの生みの親”が語った衝撃の事実

  • 実はナナちゃんは岩倉ナナちゃんから生まれたのだった

    実はナナちゃんは岩倉ナナちゃんから生まれたのだった

まず注目したのは、ナナちゃんを製作した会社。その会社はすでに廃業していましたが、番組は制作に関わった人物への接触に成功します。現れたのは、“ナナちゃんの生みの親”ともいえる小嶋さん。そこで語られたのは、驚きの事実でした。

現在、名古屋駅前に立つナナちゃんは、スイス製の巨大マネキンを元に型取りして作られた“複製品”だというのです。そして、その“元になったマネキン”こそが「岩倉ナナちゃん」だったと小嶋さんは断言しました。

全国を巡っていた“イベント用巨大マネキン”

  • 実は全国各地に貸し出されていたという岩倉ナナちゃん

    実は全国各地に貸し出されていたという岩倉ナナちゃん

さらに調査を進めると、岩倉ナナちゃんは“イベント用の巨大マネキン”として、全国各地へリースされていたことも判明。しかし、そのリース会社はすでに廃業。

すでに処分されてしまったのでは…という空気が漂う中、小嶋さんから「富山県のある会社の裏に横たわっていると聞いたことがある」という新たな証言が飛び出します。岩倉ナナちゃんは、今もどこかに存在している可能性が出てきたのです。

富山県へ!手がかりを追う大捜索

  • 岩倉ナナちゃんを探し求める木村さんも登山へGO

    岩倉ナナちゃんを探し求める木村さんも登山へGO

情報を聞いた木村さんは、すぐに富山県へ向かうことを決断。しかし、手がかりは「富山県のどこか」という曖昧なものだけでした。駅前でタクシードライバーに聞き込みをしても、有力な情報は得られません。

そんな中、木村さんが事前にSNSで呼びかけていた投稿に、富山県民から複数の目撃情報が寄せられていました。浮上した候補地は、南砺市の商業施設「アスモ」と遊園地「大川寺遊園(だいせんじゆうえん)」の2箇所。さっそく現地へ向かいます。

巨大人形を発見したが、その正体は別物

  • 巨大な人形が立ち並ぶが、岩倉ナナちゃんは見られなかった!

    巨大な人形が立ち並ぶが、岩倉ナナちゃんは見られなかった!

まず訪れたのは、南砺市の商業施設「アスモ」。そこにはたしかに巨大人形が3体ありました。しかし、どれもナナちゃんではありません。

実はこれ、地元では「スキヤキ巨大人形」として知られる存在。毎年夏に開催される音楽フェスで活躍する“操り人形”でした。有力情報かと思われましたが、残念ながら空振りです。

かつての遊園地で見かけたという噂の真相は?

  • 大川寺遊園は、もう30年近く前に閉園していた場所だった

    大川寺遊園は、もう30年近く前に閉園していた場所だった

続いて向かったのは、山あいにある「大川寺遊園」。現地に到着すると、あたりはひっそりと静まり返っていました。地元の人に話を聞くと、遊園地はすでに30年近く前に閉園しているとのこと。

  • 大川寺遊園という歌声が聴こえるも、岩倉ナナちゃんの情報は得られず

    大川寺遊園という歌声が聴こえるも、岩倉ナナちゃんの情報は得られず

何人にも聞き込みをしましたが、「ナナちゃんは見たことがない」という証言ばかりで、当時のパンフレットにもその姿は見当たりませんでした。

調査はここまでか。そう思い始めた矢先、街中で偶然、「大川寺遊園」の歌を口ずさむ声が。関係者かもしれないと店に入って話を聞くと、ただ歌っていただけでした。まるで奇跡のような出会いでしたが、ナナちゃんにつながる新たな手がかりは見つかりませんでした。

岩倉ナナちゃんは、今どこに?

  • 岩倉ナナちゃんが見つかったら買い取りたいという木村さん

    岩倉ナナちゃんが見つかったら買い取りたいという木村さん

調査最終日に途方に暮れる中、ディレクターが「地元ラジオ局なら情報が集まるかもしれない」と提案します。急きょ向かったラジオ局では、木村さんの生出演が決定。放送の中で木村さんは、「もし見つかったら、買い取りたいと思っています」と語りました。

“消えた岩倉ナナちゃん”は、いまどこにいるのか。名古屋のシンボル誕生の裏側にあった、もうひとつのナナちゃんの物語は、今も調査を継続中。もし情報を知っている方がいれば、ぜひご連絡を!