90歳でも現役!「歩く100億円」吉川幸枝さんの現在の生活に密着 健康を保つ秘訣と理由は?【名古屋市千種区】
「歩く100億円」と呼ばれている人物が暮らしているというウワサを聞きつけてやってきたのは名古屋市千種区。ここには、名古屋の女性実業家として脚光を浴び、一時はテレビ番組にも多数出演していた吉川幸枝さんが暮らしています。
御年90歳を数える吉川さんは、現在も現役女性経営者として元気に活躍。今回は、吉川さんのご自宅を特別に訪問し、現在の生活を密着取材しました。
御年90歳を数えても現役バリバリ!「歩く100億円」吉川幸枝さん

吉川さん自身がご自宅でお出迎え
ご自宅を訪問すると、吉川幸枝さんご自身がお出迎え。きらびやかな装いにゴージャスな宝石をいくつも身につけたド派手なスタイルから「歩く100億円」と呼ばれていた往時のスタイルは、今もなお健在です。

“日本初”のマンションは、吉川さんが販売
愛知県あま市で13人兄弟の末っ子として生まれた吉川さんは、19歳で実業家の道へと進み、日本で初めて“マンション”と名付けた物件を発売するなど経営手腕を発揮して事業を成功に導きます。

テレビ出演をきっかけに「歩く100億円」と呼ばれるように
その後、1974年には高級レストラン「よし川」を創業。テレビ番組にも多数出演し、ゴージャスな出で立ちから「歩く100億円」と呼ばれて親しまれました。
自宅はお宝の宝庫!吉川さんが最も大切にしているお宝は“冷蔵庫”にあり

ナポレオン凱旋時の椅子があたりまえにある
吉川さんのご自宅には、博物館級の“お宝”が満載。最初に拝見したアンティークなベンチは、ナポレオンが凱旋してきたときに妻・ジョセフィーヌと2人でコーヒーを飲んでいたと伝わるもの。ベンチの間の小テーブルには、ナポレオン夫妻がコーヒーカップを置いた際のこすられた跡がそのまま残っています。

豊臣秀吉所用「醍醐の花見」の提重
約200坪もの広さのあるご自宅には、この他にもナポレオン夫妻が愛用していたグラスや三国志に登場する劉備が使っていたとされる桐たんすなど、歴史的にも貴重な品物がいっぱい。中でも最もゴージャスなものが、豊臣秀吉が庶民と一緒に大宴会を行った「醍醐の花見」で用いられたといわれる豪華な提重です。
金をふんだんに使い、細やかな細工を施したきらびやかな提重は、重箱だけでなく盃や取り皿なども一式そのままの状態で現存。金額的な価値はもちろん、史料的な価値という点でもまさに“お宝中のお宝”です。

一番の財産と自慢は「母の梅干し」
博物館級のお宝の数々に囲まれて暮らす吉川さんですが、中でも「一番の財産と自慢」と話すのが、冷蔵庫で大切に保管している「梅干し」です。実はこの梅干しは、吉川さんの母が明治35年に漬けたもの。母との思い出が詰まった梅干しは、何にも変えられません。

70年物のらっきょうも宝物
梅干しとともにもう一つ大切にしている“宝物”が、吉川さんご自身が20歳の頃に漬けたらっきょう。今回の取材では70年の時を経て熟成されたらっきょうを特別に試食させていただきましたが、まるでバルサミコ酢のような香りと柔らかな食感で、他では味わうことができない特別なおいしさが凝縮されていました。
身体能力は40代!吉川さんが健康を気遣う切実な理由とは

40年以上体操教室に通って健康を維持
90歳を数えてなおも元気な吉川幸枝さん。若々しさをキープする秘訣となっているのが、42年間続けている体操教室通いです。
90歳を数えた現在も1時間ノンストップでしっかりと身体を動かす吉川さん。その成果は抜群で、吉川さんの身体能力は今もなお「40代ぐらい」とトレーナーから太鼓判が押されます。

旺盛な食欲も健康の秘訣
吉川さんのもう一つの元気の源になっているのが旺盛な食欲。特に肉は今でも冷蔵庫に欠かさず置いてあるほどお好きとのことで、取材時にもボリュームのあるステーキをおいしそうに頬張っていました。

父・夫に加え、息子とも死別
体操や食事などを通じて健康を気遣う吉川さん。その背景には、大切な人との別れがありました。吉川さんは5歳の時に父親と死別し、28歳の時には夫を亡くしているとのこと。さらに一人息子である正浩さんも5年前に突然倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
そうした悲しい別れの経験をしてきた吉川さんだからこそ、健康への意識は人一倍高いとのこと。90歳を数える現在も「元気で勇気を与える先輩になりたい」と健康づくりに励んでいます。

息子からプレゼントされた車の中で毎日過ごす
そんな吉川さんが一日の中で最も大切な時間を過ごしているのが、一台の車の中。この車は息子の正浩さんが倒れる1ヶ月前に贈ってくれたもので、毎日15分大切な車の中で正浩さんに語りかけています。

現役経営者として新たな商談へ
「自分が今日あるのは、あの子が生まれたから。恐ろしいほど魂をえぐり取られているけれど、だからこそビシッとしないと申し訳ない」と話す吉川さん。今もなお、現役女性経営者として新たな商談を続けています。
※吉川幸枝さんの吉は「つちよし」