今から買っておきたい!チョコレートの“おとも”
明日はバレンタインデー!たっぷり買った、プレゼントしてもらったそのチョコレート、どんなものと一緒に食べますか?今週はチョコレートに合う“チョコのおとも”を特集!チョコレートの味をより引き立ててくれる“味わい”をセレクトして、最高のスイーツタイムを堪能してみては。
バイヤーやソムリエがセレクト!
チョコと相性抜群の“味わい”とは?
自分へのご褒美や大切な人からもらった“ちょっぴりリッチ”なチョコレート。せっかくおいしいチョコレートを楽しめる機会だからこそ、一緒に合わせるドリンクやフルーツなど“チョコのおとも”にもこだわってみては。
チョコレートと相性の良い“おとも”を探しに向かったのは、名古屋市天白区にある『フランテ ロゼ 八事』。地元密着型スーパー「ヤマナカ」が展開する高品質スーパーで、2024年10月にリフレッシュオープン。店内にはこだわりの野菜やフルーツ、肉質にこだわり希少部位まで取り揃えるローストビーフ、専属ソムリエが選び抜いたワールドワインなど多彩な商品が並びます。
コーヒーや日本茶などチョコレートに合うジャンルは分かっていても、実際にどんな「商品」を買ったらいいのか悩むところ。そこで今回は、『フランテ ロゼ 八事』副店長・宮﨑 喬さんをはじめ、バイヤー、専属ソムリエなど同店の商品を知り尽くしたプロ達が全面協力!チョコレートのおともにぴったりの食材や商品、選ぶコツを教えていただきました。
ピスタチオの深いコクと香ばしさが
ホワイトチョコレートの甘みをより濃厚に!
まず向かったのは、フルーツや野菜が並ぶ青果エリア。旬や産直などを重視した商品展開はもちろん、産地や生産者、栽培方法までこだわりぬいた“篤農家(とくのうか)※1”による食材も揃います。
「農産チーム」バイヤーマネジャー・原 裕二さんがピックアップしたのは、岐阜県産『大雅ファーム』の「紅ほっぺいちご」。原さんによると、紅ほっぺのなかでも香りが強く、高い糖度とバランスの取れた酸度を兼ね備えたイチゴなのだそう。ビターチョコレートと相性がよく、カカオの芳醇な味わいが、糖度と酸味をより引き立たせてくれるといいます。
オススメの食べ方は、鼻に抜ける香りを楽しめる“丸かじり”!ちなみに、ビターチョコレートには酸味が強いイチゴ、ミルクチョコレートなどマイルドな味には酸味や糖度、香りがやさしいイチゴがマッチするそう。
続けて原さんが向かったのは、ピーナッツやアーモンドなどナッツ類が並ぶコーナー。「ホワイトチョコレートとすごく合うと思います!」と手に取ったのは、「究極のピスタチオ」。カリフォルニア産のピスタチオを赤穂の塩と共に煮立たせ、ロースターで芯からじっくり煎って香ばしさを引き出したひと品です。
チョコレートと相性が良いナッツ類。なかでも、ピスタチオの深いコクと、ホワイトチョコレートのマイルドな味わいが相性抜群なのだそう。実際に合わせて食べてみると、ピスタチオのコクとホワイトチョコレートのまろやかな口当たりがマッチするだけでなく、ホワイトチョコレートのやさしい甘みがぐっと濃厚に。ピスタチオの香ばしい風味も良いアクセントとなっていました。
※1:熱心な栽培研究に裏付けられた実績を持つ、その地域や作物分野を代表する農家
ビターチョコレートには“深蒸し茶”
2つの苦みを愉しむ大人なマリアージュ
副店長・宮﨑さんがピックアップしてくれたのは、コーヒーや日本茶などチョコレートと合うドリンク類。コーヒーコーナーで手に取ったのは、名古屋に本社を構えるコーヒーメーカー『富士コーヒー』の「ビターブレンド」。苦みのあるコロンビアと口当たりの柔らかいブラジルがメインのビターテイストコーヒーで、甘めのチョコレートにぴったりなのだそう。
宮﨑さんもプライベートで飲んでいるという『富士コーヒー』。実はビターブレンドなど全3種類で展開しているこの商品は、フランテ ロゼのオリジナルシリーズ。フランテ ロゼではコーヒーのラインアップにも力を入れており、同店では約200種類ものコーヒーが揃います。
コーヒーに続き、約90種類の品揃えを誇る紅茶コーナーでピックアップしたのは、名古屋市の覚王山にある老舗紅茶専門店『えいこく屋』の「マサラつきチャイ」。
チャイとビターチョコレートがマッチし、マサラチャイに含まれるシナモンやカルダモンの甘い風味と、カカオの強さが良く合うといいます。
チャイを飲む際、通常スパイスが必要となりますが、『えいこく屋』のチャイは特製ブレンドのマサラ付き。そんな便利なセット感もオススメの理由なのだそう。
種類によって、相性の良いチョコレートが違ってくるのが「日本茶」。ずらりと並ぶ日本茶のラインナップの中から、宮﨑さんがハイカカオのチョコレートに合うお茶として選んだのが、コクの深い“深蒸し茶”。
なかでもオススメは、お茶の名産地・静岡県産の「静岡遠州森町産 深むし茶」と「静岡掛川産深むし一番茶」。
ミルクチョコレートには“ほうじ茶”がオススメ。ミルクチョコレートの濃い甘さがマイルドになり、旨味の余韻を楽しませてくれるといいます。ちなみに同店の日本茶の品揃えは約90種類!好みの味わいを選んでみては。
ハイカカオのチョコレートに「静岡遠州森町産 深むし茶」を合わせてみると、カカオと深蒸し茶の2種類の苦みが引き立ち、スッキリとした口当たりに。2つの苦みが魅せる大人なマリアージュを体感することができました。
抹茶・チョコレートには
赤の甘口スパークリング!
フランスやイタリアなどヨーロッパの銘醸地を中心に、名高い「ブルゴーニュ」の老舗から新規生産者まで幅広い品揃えを誇るお酒エリア。
ここでは、同店の専属ソムリエ、郷 政益さんにチョコレートに合うワインを教えていただきました。WSET Level 3 Award in Winesなど多数資格を所持する郷さん。ワインコーナー前にはバレンタインに向け、さまざまなチョコレートの甘さに合うワインがピックアップされていました。
チョコレートにワインを合わせるなら、ミルクチョコレートにはやや甘味を感じるタイプ、カカオ比率の高いチョコレートにはワイン自体に奥深さのあるタイプが合わせやすいといいます。
また、赤の甘口スパークリングワイン「サンテロ 天使のロッソ」は、抹茶との相性も抜群。抹茶の苦みと甘さのバランスに、このワインが持つ苦みが合うのだそう。
中でも目を引いたのは、“極甘口”と表記された「クレスマン・ソーテルヌ・ハーフ」。糖度の高いブドウを原料に造られた“貴腐ワイン”で、柑橘のニュアンスがホワイトチョコレートとマッチ。他、スペイン産テンプラニーリョ種から造られた赤ワイン「エストラテゴ・レアル・ティント」も、バターのような風味がホワイトチョコレートに合うそうです。
「他にチョコレートに合わせるなら・・・」と、最後に郷さんが教えてくれたのは、「ヴァンダンジュ2019」。ペトリュスなど様々なプレミアムワインを育て上げたジャン・ピエール・ムエックス社が、ブドウ収穫の際に収穫スタッフに特別に振る舞ってきたワインで、ブドウ自体がやさしい甘さの品種を使用しているため、チョコレートと合わせやすいそう。
ワインコーナーに並ぶワインは約600種類!赤が6割、白が3割を占め、他スパークリングやシャンパンなどを取り揃えているそう。他コーナーでは、本場ベルギーのチョコレートを使用した「ショコラ プレミアム」というビールも発見しました。
自家製ローストビーフは
ビターなチョコソースで堪能
“おとも”としてではなく、チョコレートと楽しみたい食べ方として、副店長・宮﨑さんが提案してくれたのは、チョコレートソースとローストビーフの組み合わせ。
同店では、「山形牛」や肉質にこだわった「みかわ牛」、日本で初めて取り扱っているというニュージーランド産のラム肉「ホークスベイナチュラルラム」など肉の品揃えにも注力しているといいます。
オススメは、ミスジやイチボなど部位ごとに販売している和牛のローストビーフ。部位によって脂の量や肉質が異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。
“お肉自体の甘みを感じてほしい”をいう思いから、ソースに使用するチョコレートは甘さ控えめのビターがオススメ。ラム肉もチョコレートソースと合うといいます。
料理の隠し味として、投入されることもあるチョコレート。食材の味を引き立てる存在として、ミスジのローストビーフにチョコレートソースを合わせてみると、チョコレートが肉の甘みを引き上げ、香ばしさとコクもプラスされたような味わいに。新たなチョコレートの楽しみ方を発見することができました。
いつもより少しリッチで、この時期しか出合えないチョコレートを味わえる機会が増えるこの時期。大切に楽しみたい味だからこそ、スイーツタイムをアップデートしてくれる、“チョコレートのおとも”を探してみては。
撮影・取材・文/山田有真
■店舗報■
フランテ ロゼ 八事
電話番号/052-837-5155
住所/名古屋市天白区八事石坂501-1
営業時間/10:00~21:50※日曜日は9:30開店
定休日/不定休
駐車場/あり
https://www.super-yamanaka.co.jp/frante/
“朝ボトル”で伊勢茶を堪能!
茶葉の味や色の変化を楽しむ
名古屋市西区にある、伊勢茶専門店『mirume深緑茶房』。手軽に本格的なお茶が楽しめるメニュー展開はもちろん、「朝ボトル」というサービスも注目を集めています。
ボトルのなかにはお茶の葉が入っており、飲み切っても水をつぎ足すことで、繰り返し飲むことが可能。専門店ならではの、おいしい伊勢茶を味わうことができます。
本格的なお茶と、繰り返し使えるボトルを両立させた“朝ボトル”。おいしいお茶を楽しめることはもちろん、飲み終わったボトルは入口前に設置されたスタンドに返却するだけなので、利用者からは「洗うのは面倒くさいけど、借りられて飲めるなら手軽」など便利さを評価する声も。
“茶葉本来の楽しみ方”を、さまざまなスタイルで体感できる同店。急須で入れたお茶の味や色の変化を楽しんでほしいという思いから、一煎目、二煎目、三煎目とお茶を順番に味わえるサービスも。一煎目では、すっきりとしたなかにあるお茶のうまみ・渋さを、二煎目では甘みを感じることができます。
動画では、これらのサービスを始めた理由や店長・松本壮真さんのお茶への思いなども紹介。店内では茶葉やティーバッグなども多数販売しているので、チョコレートのお供に購入してみては。
■番組情報■
中京テレビ「キャッチ!」
【キャッチ!×SDGs】福くんと考えよう 「朝ボトル」編
2023年9月4日放送
コーヒー豆は40種類以上!
焼きたてパンとモーニング
三重県伊賀市にあるベーカリーカフェ『カフェ リエゾン』。焼きたてのパンが自慢で、店内には「バジルとチーズのピザ」や「クロックムッシュ」、「メロンパン」などさまざまなパンが並びます。
もうひとつのこだわりは、世界各国から取り寄せた40種類以上のコーヒー豆を取り揃えていること。焼きたてのパンとこだわりのコーヒー。モーニングメニューでは、そんな2つの魅力を同時に堪能することができます。
自家製の焼きたてトーストが味わえる、「こだわり食パンモーニング」。国産の小麦粉を100%使用した食パンは、やさしい味わいが特徴です。トッピングのジャムやバターともベストマッチ!コーヒーと共に、なんと500円で味わうことができます。
コーヒー豆は好みに合わせて、店内で焙煎が可能。そのまま購入することもできます。コーヒーはチョコレートとも相性抜群。お店で購入したお気に入りのコーヒーを片手に、自宅で至福のスイーツタイムを過ごしてみては。
■番組情報■
メ~テレ「ドデスカ!」
【東海3県・モーニングにメ~ロメロ!】世界各地のコーヒー豆が40種類!ワンコインモーニング
2023年1月11日放送